今月は
詠題なしの月だったけれど
日数がなかったこともあり
二首ともただ形をそろえて提出したような
心のこもっていない歌になった
提出の二首
①両手もてビオラの花殻摘みている速さに春は駆けてゆくなり
②ぬらぬらと黄の花光る金鳳花の土手にぽつぽつ蕨摘みたり
先生の評
「ビオラの花殻」というのを摘みながらの感慨として、「春は駆けてゆくなり」に類型臭が漂います。もっと自分の感覚での表現はないものでしょうか。二首目は「金鳳花」の主役の元での「蕨」の出現ですが、まだこちらの唐突感には実感があります。一首目には自分が出ていなく、二首目にはちゃんと出ている、此処が大事です。
その通りですね
勉強会には①が選んであり、皆からはこれといった反応はなかったけれど、先生は下の句がとても不満な様子だった。
類型臭ですか・・・ 言われるまで気が付かないなんて。
ただ一つ嬉しかったのは、この歌の感覚をとても好きと言ってくださった男性が一人おられたこと。
でも先生は同意はされなかった(笑)。
喜んだり、落ち込んだり、短歌の勉強は霧の中を歩いているような。
今日は、教室の仲間から出版された歌集をいただいた
別の方からは、収穫された絹サヤをいただいた
先生からは、旅行のお土産「マドレーヌ」をいただいた
教室にはだんだん馴染んできて
郷里が同じ方がいらっしゃるのもわかった
先生は、
「カルチャー教室だから、言いたくないことも言わなくてはならない。いやなことは家に帰るまでに全部流して」とおっしゃる。
私はここで、今日の勉強会を反省して、ここに流させてもらっている。
来月も自由詠