黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

赤堀道元の娘の帯に再会(湧丸山医光寺)

2020-01-10 21:36:27 | 群馬県・旧勢多郡

今朝、ひめちゃんと獅子丸は、堀之内を西に出て、南廻りで帰りました。

途中、元獅子丸家(もとししまるけ・獅子丸が7年間養子にいっていた家を便宜上こう呼びます。)の近くから、白い浅間山と榛名山が見えます。

ひめちゃん、ちょっと緊張気味です。

小学生の集団登校がやってくる時間です

でも、幸いに遠くを通って行きました

 

堀之内の南・塚越の庚申塚古墳を通ります。

石室の入り口がわかります。

全く調査されていないようです

赤城山は穏やかに晴れてます

獅子くん、後ろ姿で失礼します。

塚越の双体道祖神です

隣に小さな馬頭観音(?)があります

初めて気がつきました

ここは、人々の祈りがいっぱい詰まった、ミニパワースポットなのです

 

 

 

小中の大蒼院のあと、黒保根(くろほね)の医光寺(いこうじ)に寄ります。

大分前に来たことがあります。

もう和尚さんも代替わりしていることでしょう。

 

山門に幟(のぼり)が揚がってます

やはりお正月です。

欄間彫刻と文化財の説明板があります。

 

鐘楼堂の奥の庫裏を訪ねます。

「こんにちは。御朱印お願いできますか。」

「はい。」

「あのう、本堂の欄間彫刻も見学できますか?」

「どうぞ、本堂の方へ廻ってください。」

 

本堂に上がって、まずご本尊さまに参拝です。

本堂の欄間には、たくさん過ぎる欄間彫刻です

作者は、関口文治郎(せきぐちぶんじろう)ということです

説明板には、中国二十四孝の物語を中心にした故事を題材にしているとあります。

白いゾウです。

白象(びゃくぞう)です。

 昔、はくぞうと読んだら、お寺の娘さんに「びゃくぞうだよ。」と教わりました

 

よくぞ、これほどたくさんの彫刻で飾りました

 

しばし欄間彫刻に見とれていると、若い和尚さんが御朱印帳を持ってきてくれました

「ありがとうございます。あのう、赤堀道元の娘の帯は見せていただけますか。ズーと昔、見せて頂きました。その時はまだデジタルカメラを持って歩くような時代ではありませんでした。私の記憶では、グリーンがかっていたように思います。同行者は茶色だったといいます


和尚さんが、奥から運んできます。

大きな桐の箱が出てきます。

あ、記憶の通りだ

『新上州・観音霊場三十三所』(新上州観音霊場会)をちょっと確認です。

なお寺に珍蔵されているものに、赤堀道元の娘の帯という物がある。これは伝説のことであるが、佐波郡赤堀村、現在の赤堀町に道元という分限者がおり、赤堀状の城主であったという。その娘が十六の時に、赤城山に登り小沼の主になってしまったという物語であるが、いつごろから伝えられたか、その娘の帯とされている。これまた医光寺が小沼信仰を執行してきたことを物語るものであろう。

娘さんの名前は、小百合とも伝えられているとか。

帯がけっこう傷んでいて、一番いいところを見せているんだそうです。

 

 

(つづく)

 

 

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