暖かい朝です。
ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を西に出て、山上城跡公園を歩いてきました。
浅間山の雪も溶けかかってます。
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
空白の20分
06.6.5(月)
ビーちゃんと15匹の猫
朝、おとうたんを送ったおかあたんは、久しぶりにアライ農園に寄った。
無農薬のお米を買うためだ
ビーグルのビーちゃんは、相変わらずスリムなバディで元気そうだった
ふと、子猫が目に入った。
それもウジャウジャ
この前寄ったとき、ビーちゃんの廻りには3匹の猫がいた。
全部♀で、みんな同時にママになったらしい
3匹の親がそれぞれ4匹ずつ生んだので、15匹になったそうだ。
ビーちゃんは犬だから、パパではない。
パパは?
「猫は嫌いではないけど、これ以上増えるとね」と、ビーちゃんのママは顔をしかめる。
06.6.8(木)
かわはぎ
泣きそうで、なんとかもっている空だった。
午後2時過ぎに、おかあたんは帰ってきた。
大急ぎで、みんなにお昼を配った。
ササミジャーキィとかわはぎの干物だった
大きな干物(実は小さなのをいっぱい合体させている)を、半分に切ったのが配られた。
みんな悪戦苦闘して食べていると、生協さんの配達がやって来た
「噛むのが大変そうですね。」
「かわはぎの干物を食べているんです。」と、おかあたん。
人間もかわはぎの干物を食べるそうだけど、僕たちがおいしいけど苦労しているのわかったかな。
折から、小雨が降り出したし、配達時間が遅れているので、彼は遊ばないで帰ってしまった
サマンサとナナちゃんは、お座りして舌なめずりして、もっとちょうだいをした
06.6.15(木)
ニナちゃん
ナナちゃんは、シャンプーに行った。
今回は、僕とサマンサはお留守番だった。
おかあたんだけで帰ったので、サマンサはちょっと心配した。
「七海は捨てられてしまったのかな」と。
1時間ほどで電話があり、おかあたんは迎えに行った。
お店の中のゲージに、ちっちゃな白いチワワがいて、しきりにシッポを振っていた
ナナちゃんは、おかあたんを満面の笑顔で迎えた
チワワが気になったおかあたんは、ナナちゃんと一緒に「こんにちは」をした
「女の子ですか ? 何ヶ月ですか?」
「はい。3歳くらいです。」
「お名前は ? 」
「ニナです。」
その下のゲージには、交配のために預かったというダックス。
レジ脇のソファには、フレンチブルドッグの女の子がいた。
折から雨が降り出した
せっかくシャンプーしたのに、夕方は、ぬれぬれのお散歩になるのであった
06.6.22(木)
皮膚炎になっちゃった !
最近、かゆかった
おとうたんは、変だと思っていた。
おかあたんは、今日僕が夕方のお散歩中にゴロンした時、愕然とした
僕の口のあたりが、ハゲ始まっていたのだ
あごだけでなく、上唇まで始まっていた
なんとしても、お医者に行かなくては。
昨日に続いて、またいしはら動物病院に行くことになった。
おとうたんのお迎えにいって、最短距離を捜して急いだ。
今日はタイミング良く、すぐ診てもらえた
虫が付いていることもあると、口にテープがつけられた。
はがして顕微鏡でみてもらったけど、いなかった。
ウィルス性のものらしい。
ナナちゃんがなったのと同じみたい。
背中に2本注射されて、かわいい猫の絵の袋に「三四郎さま」とかかれたお薬をもらった。
今夜は、缶詰ご飯だ
06.6.26(月)
お薬たべてまふ
おかあたんは、缶詰ご飯も何日も続くと、僕が食べなくなると考えた。
今朝から、卵ご飯にお薬が混ぜて出された。
ちょっと苦いけ、何故か食欲が出て僕は食べてしまった。
かゆみも収まった。
お薬たべてまふ
06.7.4(火)
空白の20分
実はサマンサは5月18日の夕方、20分ばかり脱走した
生理の15日目で、きわめて妊娠の確率が高い日にである
ちょうどそのころ、どこの馬に骨ともしれないヤツが、フェロモンに誘われてやって来た。
サマンサやナナちゃんにとっては、あこがれの君ではなく、テリトリーの侵入者だった
おとうたんが居間のガラス戸を開けた途端、サマンサはすっとび出した
呼べど叫べどサマンサは帰って来なかった
おとうたんは、東の垣根の向こう側に、恐怖におののく♂犬のあらい息づかいを聞いた
サマンサは、南に走り去っていた。
おかあたんは念のため、レオくんやゴルビーの所を見に行った。
20分ほどして、南に追っていったおとうたんは、意気揚々と引き上げてくるサマンサと再会した
サマンサは先月の末、動物病院にワクチン接種に行った。
おかあたんは、この事件が気になっていた。
先生に話したら、7月初めに連れてきてと言われた。
そして、今朝おとうたんを送った足で、サマンサと寄ってみた。
まだ9時前に到着、一番乗りだった
先生はお腹を丹念に調べ、「赤ちゃんの心音も聞こえないし、お腹も大きくなっていない。交尾はしてこなかったようですね」
空白の20分は、何もなかったらしい
06.7.8(土)
シャンプー
僕は、本当に久しぶりに、シャンプーしてもらった。
今朝お散歩の後、おとうたんにお風呂場に連れて行かれた。
換毛がなかなか終わらず、うっとうしい毎日だったのでうれしかった
「おやじくさい」なんて悪口も、聞こえていた
時間をかけて丁寧に洗ってもらって、最後に湯船に放り込まれた。
思わず、犬かきをしてしまった
その後、ミニドッグランに乾かすように連れて行かれた
続いてサマンサの番になった。
さんざん騒いだので七海が心配して、「サマンサ大丈夫??」と大騒ぎした。
お風呂から出てくる態度が急変した。
「ぶっころしたる」
06.7.10(月)
大脱走
夕方、おとうたんとおかあたんは車で家路を急いでいた。
レオ君ちの前まで来たとき、おとうたんは、はっとした
道ばたに、お座りしているワンコを発見したのだ。
「三四郎!」
車が止まった。
おとうたんが降りてきた。
「三四郎、速く車に乗って!」。
左後ろのドアが開いた。
僕は飛び込んで、いつもの指定席ハッチバックの上に陣取った
間もなくうちに着いた。
おとうたんが降りようと誘ったけど、僕は降りなかった。
おかあたんは、おとうたんをお迎えに出かけるとき、僕とサマンサをミニドッグランに入れていった。
僕は、フェンスの下をまたもや掘って、脱出していたのだ
サマンサは附いて来なかった。
よい子でそのままランにいた
おかあたんは僕のために、中学校の廻りをドライブしてくれた。
でも降りたくなかった。
しばらくして、みんなでお散歩に行くとき、仕方なく降りた
06.7.14(金)
何者じゃ?
七海は吠えた。
カレンダーの犬に。
居間のカレンダーが6月のままだったので、1枚めくられたときのことだ。
おかあたんはマルチーズが写っている破られた1枚を、ナナちゃんに見せたのだ。
「は、何者?」身構えて吠えた
続いて首を伸ばしクンクン。
サマンサも見せてもらった。
「なあんだ。つまらん!」
冷静だった。
それにしても暑い
僕のお部屋の屋根には、日よけがのっていない。
サークルの上におとうたんが載せてくれた、よしずも破壊してしまっていた。
おかあたんが何度打ち水してくれたけど、焼け石に水だ
ちょうど梅雨時でテラスに傘がいっぱいでていた。
おかあたんは、それを広げてなんとか上の方に引っかけてくれた。
一応、僕の部屋は日陰になった
サマンサに何事もなくて、良かった
犬にも好き嫌いがあって、そうむやみに♂を受け入れるものではなさそうです。
いつまで、おとうさんの送り迎えをしていたのか記憶がありません。
よく頑張りました。
犬たちがいてくれて、元気をもらっていたのです
それにしても三四郎は、よく脱走していました。
獅子丸は、三四郎とは他人ですけど、行動パターンは三四郎を彷彿させるっことがありました。
暑い夏でした
もうじき、小次郎がやって来ます