黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

気に入らなかったんだ

2023-03-21 20:54:51 | 黒柴三四郎の独り言

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、岩宿のカタクリ群生地(みどり市笠懸町)に行ってきました

タバサねーちゃんは、2度目です。

ひめちゃんは、初めてです。

ひめちゃん、ちょっと緊張してましたけど、いい子で散策できました

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

 気に入らなかったんだ

 

 

08.2.4(月)

 ののこ、お散歩デビュー

昨日は朝から未明から雪が降り、朝にはつもっていた

ののこはお留守番で、僕たち大人はお散歩に出かけた。

 

今日は、ののこも一緒に出かけた。

アイスバーンになっていて、人間の大人は大変歩きにくそうだった

でも、ののこはグイグイ、両足で跳ぶように歩いた

小次郎が子供の時のみたいに。

いつものターニングポイントの、町組の集会所まで平気だった

 

いつもすれ違う、白柴と胡麻柴の2匹連れに会った。

見慣れないちっちゃい子がいたせいか、「遊ぼー」と叫んでいた。

この2頭は、不思議なことに、集会所の庭で会わない。

消えてしまうのだ。

そして、僕たちが、建物の前を通過して庭を通り東の道に出ると、いつの間にか、あいつらは西の道に出ている

 

ののこは、実は一昨日、このコースを歩いた。

土曜日で出かけるのが遅くてか、彼らに会わなかったのだ。

 

 

08.3.8(土)

 気に入らなかったんだ

今日、ドイツ村のドッグランで、僕は何とかという小振りの洋犬をかんでしまった

耳から血を流していたので人間は大あわて、止めに入った洋犬の飼い主もかんでしまった

 

おとうたんおかあたんは、みんなを連れていったん我が家に寄り、僕たちはおろされ、病院に向かった。

診療時間をすぎていたけど、お願いして診てもらった。

ワンコは化膿止めの注射をしてお薬をもらった。

そのあと、近くの救急病院で人間の手当をしてもらった。

 

おとうたんは、「金のかかる子じゃ」と僕に言った。

 

あいつは、ちびのくせにいやに自信をもっていた

七海やののこと、遊びたがっていた。

小次郎にも、順位をつけたがっていた。

つまり、気に入らなかったのだ

 

あいつの一家は、赤城山に別荘があって毎週来ているんだそうだ。

噛んだ犬の飼い主、おとうたんおかあたんは、ちょっと大変だったみたいだけど、犬の世界では、僕は特別悪くないと思う

今日のお昼は、とても遅くなった

 

 

08.3.14(木)

 もうじき会えなくなる

生協の配達さんが、今日はしんみりと、「もうじき、おまえたちとも会えなくなるなあ

おかあたんが、「転勤ですか? 今度はどちらに?」

「渋川です。」

生協さんのトラックの音が聞こえると、みんなで大騒ぎして迎えた

特に、小次郎の歓迎は熱烈だった。

ののこも、近頃は慣れて、しっぽをふって待っている

彼の一番のお気に入りは、七海だけど。

 

 

08.3.16(日)

 外犬練習

ののこと七海は、朝のお散歩のあと、テラスのサークルに入った。

昨日、七海のサークルは離れから外に出された。

当分、親子での使用予定だ。

七海には久々の外犬生活、ののこは初めてだけど、適当に住み分けて一緒に過ごしていた

 

食事時も、別のお皿でもらうと、喧嘩にもならない

サマンサ親子との違いだ。

 

おとうたんおかあたんは、午前中外出してしまった。

お昼頃帰って、ののこだけミニドッグランに出そうとしたけど、七海がついて行ってしまい、小次郎も大騒ぎしたので出された。

僕とサマンサはお部屋でお昼、親子はランで別別のお皿で喧嘩もしないでお昼をした

 

夜はまた、七海とののこは、家の中で過ごしている。

 

 

08.3.20(木)

 今日でお別れ

別れの涙か、冷たい雨の一日だった

耐寒性のないののこは、外のサークルでふるえていた。

心配したおかあたんは、ののこと七海を家の中に入れた。

「僕も寒いよ」と、小次郎もおまけで入れてもらった。

 

生協さんの時間になったけど、ミニドッグランで待っているわけにいかず、みんなとりあえずサークルに戻された。

生協さんは、みんなに、たっぷり別れの挨拶をしてくれた

おかあたんは、「次の人が犬好きならいいですね また、出かけてください

 

 

08.3.22(土)

 気が強そうだね

今朝は久しぶりに幼稚園の西の山、城山(山上城)に入った。

山道を南に出たところに、人家がある。

そこのじさんが、ののこを見て言った

「気が強そうだね

おかあたんは、「生まれてからずっと、親と一緒に暮らしているから。パパもあの中にいるんですよ。」

「あの新顔の子かい?」

「そうです

前に何度か通った僕たちのことを、覚えていたらしい。

 

 

08.4.20(日)

 銀色の袋1

昨夜、ののこはテーブルの上から、銀色の小袋を取った

「返しなさい」と言われて逃げ回ったあげく、飲み込んでしまった

どうも誰かが食べた、ラーメンのスープの袋らしい。

その後もいたって元気で、いたづらをしていた

おかあたんはダウンしていたし、おとうたんは忙しかった。

つまらなかったのかもしれない。

 

おとうたんは、ついに抱えて、お外のサークルに放り込んだ。

一晩中泣いていたけど、今夜はお外の生活に満足しているのか静かに寝ている。

 

 

08.4.22(火)

 銀色の袋2

おかあたんは、心配していた。

どう考えても、あの袋はウンチになって出ない

動物病院で、おなかを切り裂いて取り出すしかないのかと

でも、ののこはいたって元気だ

ふと見ると、小屋の前に銀色のものがある

しわくちゃになっているけど、あの袋だ

戻ってきた

吐き出したものらしい。

なんというすばらしい、ののこの胃袋

 

 

08.4.24(木)

 たばこ泥棒

おとうたんの声がした。

「ののこ

お風呂を洗っていたおかあたんは、慌てて様子を見に行った。

「どうしたの?」。

ののこは、おとうたんのたばこ一箱、銜えて逃げ回っていた。

ちょっと大きかったので、ミニサークルの周りで落とした

その後、夜のお散歩に行った時、おとうたんは言った。

「ののこのことだから、追いかけられて箱ごと飲み込むのではないかと心配した。」

 

 

 

この年の春の事件を最後に、赤城南面にあったドイツ村のドッグランには行かなくなりました。

犬は喧嘩しても順位が付けば、それ以上喧嘩しないと言います。

相手をとことんやっつけるのではないと言います。

でも、今の世の中、噛んだりしたら大変です。

ちょっとヤバい事件でした。

 

ののこは、たくましく成長しています

小次郎も、ののことよく遊びました

 

ののこは、2021年7月、13歳と8ヶ月で逝きました

 

昨日今日とは思はざりしを(ののこは生きました)

ののちゃん、また逢おうね

 

コメント
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