黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

好きさ、好きさ、大好きさ

2023-03-17 15:29:32 | 黒柴三四郎の独り言

タバサねーちゃんは、目薬が終わりそうなので、動物病院に行ってきます。

置いてけ堀のひめちゃんは、悲壮な顔で見送ります。

「帰ってきたら、お出かけしようね

タバサねーちゃん、一度帰って、ひめちゃんも合流して、膳城趾公園に行ってきました

ここの桜は、ほとんどソメイヨシノのようです。

もう少ししたら、又来ようね

でも、お出かけは、最良の薬です

 

 

 

 

 

 

2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります

好きさ、好きさ、大好きさ

 

 

07.8.26(日))

 七海の恋

七海はヒートアップ中である。

幾日も前から小次郎に乗って、「好きさ、好きさ、大好きさ」と、腰を振り振り訴えてきた。

でも、小次郎は一応反応するけど、色気より食い気の態度を取っていた。

夜中、居間でうたた寝をしていたおとうたんの寝ぼけ眼に、大きな犬が小さな犬に乗っているのが映った。

どうも恋が実ったらしい

未明、おかあたんはあの声を聞いた

そっとのぞいたけど、すぐ引き返し寝入ってしまった。

コジちゃん、パパになるのかな

 

 

07.9.6(木)

  朝の虹

台風が発生して近づいているとか。

昨日から、時折スコールのように雨が降る

 

久しぶりに、幼稚園の東コースに行った。

ターニングポイントで、突然雨が降り出した

ふと西の空を見上げたおかあたんは、「虹よ 西の空に出ている」。

50年生きたおかあたんは、初めて西の空に虹をみたのだ。

7年の僕は、もちろん初めてだ。

 

 

07.9.9(日))

 生きることは空腹に耐えること

小次郎は、いつもおなかをすかせている。

ほんとは、色気より食い気なのだ。

おとうたんに言わせると、「小次郎にとっては、生きることは空腹に耐えることなのだ。」そうだ。

彼がMUUHOUSEに来てからはや一年、大きくなった。

 

 

07.9.12(水)

 男組の散歩

世の中は、安倍首相とかが辞任と、大騒ぎしている。

でも、僕たちにとっては、午後久々に晴れたことが大事だった

今朝まで、何回濡れてお散歩したことだろう

 

夕方1番手で、短距離の七海が出かけた。

続いて男組(僕&小次郎)、門扉を出ようとしたところで、自転車にひっぱられた洋犬ミックスと鉢合わせした

とっさのことで、僕は小次郎に、「おまえは手を出すな」と、攻撃してしまった

おかあたんと小次郎は上手によけたけど、小次郎はしっぽを門扉にぶつけてしまった

でもしっぽは下がらず、何事もなかったように出かけた。

今日は、いやにお散歩のワンコが多い

朝の大雨の時は、誰もいなかったのに。

 

 

07.9.22(土)

 赤ちゃんが動いた 

みんなが昼寝でウトウトしているとき、七海が突然何とも表現のしようのない叫び声をあげた

どうかしたのかと、おとうたんは飛び起きて様子をみたけど、何ともなかった。

たぶん赤ちゃんが動いたのだろうということになって、七海は静養のためとして家の中に入れてもらった

おかあたんは、この間夕方のお散歩の時、突然同じような声を上げたけど、少しだっこしてたらふつうに歩き出したことがあったのを思い出した。

 

 睡蓮

おかあたんは、睡蓮の花束を買ってきた。

夕方になると、花は閉じた。

「やっぱり蓮なのね

よい香りもした。

 

 

07.9.28(金)

 どうしてサンチロウが先なのさ

僕が晩ご飯と一緒にお部屋に帰ろうとすると、サマンサと七海が吠えた。

「どうしてサンチロウが先なのさ

おかあたんは、「三四郎が一番偉いのよ

 

 

07.9.30(日)

 クーちゃん

少し雨っぽかったけど、久々にドッグランに行こうということになった。

やっぱり誰もいなかった。

女組(サマンサ&七海)も、おかあたんの心配をよそに、早速プールに飛んでいった

水が張ってなかったので、おとうたんが入れ始めた。

 

しばらく遊んでいると、黒い大きなヤツが来た。

でも、赤ちゃんぽさが残っていた。

ボーダーコリーという種類で、11ヶ月の男の子だそうだ。

女組は、僕とおとうたんが小型犬エリアにいると、ドアを押して入ったきた。

小次郎は、柵を跳び越えて入ってきた。

クーちゃんはとまどっていた。

 

 

07.10.6(土)

 宇宙の宿命

サマンサと小次郎は、大げんかをした。

今日は薄暗くなってから、僕&サマンサ&小次郎で、お散歩に出かけた。

マイちゃんちをすぎてまもなく、路上にサマンサが何か見つけた。

どうもミミズに見えたけど、僕は近づかなかった。

小次郎も「見っけ」と、興味を持って駆け寄った。

突然サマンサが、「アタチが見つけたのよ 寄るな触るな」と、猛烈に吠えた。

小次郎も、負けていなかった

「いいじゃないかよ」と、猛烈に抗議した。

双方ケガはないみたいだけど、初めての大げんかだった

 

しばらく行くと、小次郎がサマンサの後に回って、「そろそろ仲直りしようぜ」と、おしりに挨拶しようとした。

「なにすんのよ」と、また大げんかになった

 

おとうたんは、引き離すのに苦労していた

お散歩は、そうそうに終了になった

おとうたんは、あとでおかあたんに報告して言った。

「♀のヒステリーは宇宙の宿命だね

 

 

07.10.13(月)

 ビー君

今日のお出かけは、小次郎一人だけだった。

彼は緊張していた。

おかあたんは出がけに、「小次郎チックンに行ってくるネ」と言った。

だけど、誰も信じていなかった。

どこに行くんだろう

 

小次郎も不安でいっぱいだった。

到着直前、小次郎は吐いてしまった。

ちょっと長かったのか、緊張のあまりか

降りると、ワンコがいた。

ビー君というビーグル犬だ。

ビー君は、小次郎の頭の方から、盛んにマウンティングを試みる。

小次郎はかわす

しばらくそんなことをして遊んだ

この初めての訪問者を、猫の親子がそっとのぞいていた

 

 

07.10.25(木)

 白い黒柴君

七海の出産は、遅れていた。

みんなが、待ちくたびれていた

今朝は何度も外に出たがった。

そこらまで行ったり、母屋の周りを一周したり、庭を巡ったりした。

その後、ランでしばらく日向ぼっこをした。

そして、おかあたんが誘うと、室内に戻った

ベッドにしているソファで何かしている。

おかあたんがのぞくと、何かが出てきた

アイボリーの物体だった

何だろう?

初めてのことで理解に苦しんだ

 

七海が羊膜を破り体をなめて、白柴の男の子だとわかった

さほどあかずに、次の物体が出てきた。

今度は見慣れた黒いもので、女の子だった

 

おとうたんにメールすると、「白い黒柴君に会いたいから、1時間早く帰ります

 

 

07.10.26(金)

 パパの子でしょ

小次郎も子犬の鳴き声に気づいている。

「誰の子だ?」の問いに、「パパの子でしょ」。

まだ子供のつもりだ。 

 

 

 

七海の恋が実って、2007年の秋、白柴の天馬くんと黒柴のののこが生まれました。

やがて天馬くんは、養子に行き、「ののこ」が残りました。

 

ののこは、一人っ子になると、自己主張の強い本性を遺憾なく発揮しました。

 

 

コメント
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