ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内の西の方を歩いてきました。
復活した赤柴プーちゃんは、元気そうです。
蕨沢川沿いの早咲きの桜も、きれいです
あぜ道には、黄色い菜の花も咲いています
ツワモノどもが夢の後、葛塚の要害の地も、春真っ盛りになりそうです
2000年7月生まれの初代黒柴犬・三四郎が語ります
黒柴三四郎、7歳の夏の出来事
7.6.30(土)
ドッグラン
暑くなりそうだったので、やはりドイツ村のドッグランには誰もいなかった
プール掃除のおじさんがいるだけだった。
プールの底が滑らないように、磨いていた。
近すぎると悪いので、入り口近くの松の木の下に陣取った
おばさんとお姉さんがきた。
「入りますか?」おかあたんが聞くと、「いいえ。ドッグランて犬を連れてくるところなんですね 専属の犬がいていつも走っていると思っていた。」
07.7.5(木)
ゴーヤは苦かった
夕方お散歩から帰ると、おとうたんがいた。
おかあたんは、僕とサマンサを簡単にフキフキして中に入れてくれた。
七海の熊さんは、振り回されて水につけられた
おかあたんは、みんなの晩ご飯のために、集めたお皿を洗っていた。
僕は、流し台の上においしそうなものがあるのを見つけた
ランチョンミートとゴーヤが、薄切りにして大皿に盛ってあった
お肉だけと思ったけど、お皿ごと落ちてしまった
早速いただいた
急いでいたのでゴーヤも食べてしまった
苦かった
「ゴーヤチャンプルーするつもりだったのよ コジちゃんのお株奪っちゃだめよ」と、おかあたんは言った。
夕べ、小次郎は、キッチンテーブルの上にあったゆでトウモロコシに、目をつけ取ろうとした。
少し分けてもらって、シンまで食べた。
今夜もシンまで食べた。
07.7.6(金)
ダイナちゃん
七海と小次郎は、南のナナちゃんコースで夕方のお散歩に出かけた。
嫉妬深いメロンちゃんは、珍しくつながれていた。
小次郎がのぞき込むと、歯をむき出しにして敵意を込めてほえた。
すると、隣の家から犬好きの女の子が現れた
小次郎は、愛想をふりまいた
七海は、おかあたんにだっこされてなでなでされた
女の子と別れて、まもなくパグ吉の姿がみえた
久しぶりに、ママと一緒だ。
道ですれ違うのはちょっと大変なので、道ばたの畑によけた。
おかあたんは、畑のおじさんに「すいません」と言った。
おじさんは、にっこりした。
パグ吉のママは、一言も発せずに通り過ぎた
ゴン太くんちでちょっと睨みあったあと、太めの女の子に出会った
よく逢うけど、まだ名前が覚え切れていなかった。
飼い主は、「パチンコ屋のダイナムに捨てられていたので、ダイナちゃんとつけられた。」と教えてくれた。
ぼくんちの畑をあらすモモちゃんも、スーパーに捨てられていたそうだ。
結構捨てられていた子って多いんだ
そうそう、笠懸のおばちゃんちのサクラもそうだった。
でも、みんな名前があるってことは運がいいんだよね
07.7.16(月)
白いひげ
今日は僕の誕生日だ
七歳になる。
僕はずっと元気でこの群れのリーダーのつもりだ。
けど、おかあたんは僕に最近白いひげが生えたという。
僕は、確か黒いひげだけだったはずだと。
小次郎も七海もみんな黒いひげ、サマンサは最初から白いひげの方が多い。
「飼い主を追い越して年を取っていくのかな」なんて、しんみり言う。
おとうたんは「三四郎がきてまだ七年、もっと長くずっとずうっといるような気がする」
僕には、晩ご飯には、みんなよりたくさんのお肉ごはんが出た
地震
午前中大きな地震があった。
地面がゆらゆらと揺れた。
三年前七海が外犬になったその日もこんな大地震があった。
七海には揺れるということがトラウマになった。
しばらくは、お散歩中に大きな振動のトラックに遭うと、動けなくなってしまったのだった。
07.7.19(木)
七海のいじわる
今朝、七海と小次郎は大げんかをした。
朝のお散歩前に、小次郎がおとうたんを独占しようとした。
嫉妬に狂った七海が、「おとうたんはアタチのものよ!」と、襲ったのだ。
小次郎は口をかまれ、止めに入ったおとうたんも足をちょっとかまれた
まあ流血の惨事と言うほどのことではなかったけど。
今日はナナコジ(七海&小次郎)はシャンプーでお出かけだった。
先に車に乗った七海は、いつものようにハッチバックの特等席に乗らず、後部座席で待ちかまえていた
小次郎が右から乗ろうとすると右に、左に回ると左に
おかあたんは仕方なく右から、ビビル小次郎を押し込んだ。
帰りも小次郎は遠慮がちに後部座席に伏せていた。
07.7.28(土)
真夏のドッグラン
朝、おとうたんおかあたんはナナコジ(七海&小次郎)をつれて出かけた。
みんなお出かけするつもりだったので、僕とサマンサはがっかりした
赤堀の蓮園に、行ってきたという。
蓮園といっても、古い山城のお堀の跡に作った、素朴のものだ。
小次郎にとっては食べ物も遊び場もなかったので、つまらないものだった。
お留守番の僕らが気になっていたおとうたんは、赤城山はかすんでいるし、下界より涼しいかも、といってドッグラン行きを決めた。
着いてみると、さほど涼しくはなく暑かった。
やっとランについてみると、ゴールデン君がいた
みんなちょっと遠慮して、プールのあたりにそろって駆け出すという、いつもの行動はなかった。
しばらくして、ゴールデン君は帰った。
みんなでプールの方に駆けた
でも、水の中に自主的に入るのは七海だけ。
短い足で、しばらく水の中を歩き回って楽しんでいた
僕、サマンサ、小次郎はおとうたんに投げ込まれた
小次郎だけが、その後一人で足を入れていた。
帰りに、町並み広場で、お兄さんの集団に会った。
僕に手が伸びようとした。
おとうたんは、黄色のハーネスの子を触ってと言ったけど、小次郎に手が伸びることはなかった。
少し遅れて、七海がやってくると、「かわいいなあ」「かわいなあ」と、腰をかがめて見入るお兄さんがいた
七海、大怪我
けたたましい喧嘩の声がしたので、僕とおかあたんは急いで駆けつけた。
七海とサマンサが、かみ合って離れなかった
おかあたんが、なんとか七海を抱き上げた。
七海は、「痛い」と異常な大声をあげて泣いた。
下におろしても、歩けない。
重傷だ
小次郎は一緒にいたはずなのになんでもない
おとうたんの話によると、黒い大きな猫が門扉のあたりにいた。
それまで、サマンサ小次郎七海で仲良く帰ってきたのに、状況が一変した
サマンサが七海に、「あたちが戦うから、おまえは引っ込んでな」と攻撃した。
承伏できない七海は、攻撃を返し、サマンサをかじった
サマンサは、七海をさらに攻撃した
もつれあって離れなくなった
同士討ちで、七海は大怪我をした
それにしても、小次郎はどうして難を免れたのか
七海はすぐに家の中に入れてもらった。
晩ご飯のヨーグルトご飯も残さず食べた。
サマンサは晩ご飯しばらくお預けになった。
07.7.31(日)
サマンサも負傷犬
朝、おとうたんは気づいた。
サマンサの鼻に傷があって、すでに乾いているのを
昨夜、サマンサは「あたちも 被害者だ」と叫んだけど、だれも気づかなかったのだ。
七海との戦闘で負傷していたのだ。
七海は回復して、ふつうにお散歩した。
07.8.8(水)
黒柴デー
少し曇りの日だった。
おとうたんは、お休みを取っていた。
さあ行く先は決まり、ドイツ村のドッグランに
たぶんだれもいないだろうと入ると、プールのそばに黒柴の子がいた
七海に、よく似ていた
おかあたんがいろいろ訪ねると。他人であることが判明した。
リン君といって一歳半だそうだ。
ぼくたちみんなプールに入っているのに入れない。
プールの中の七海と挨拶しようとしたけど、しかられた
ぼくたちが遊んでいるのをうらやましそうに、飼い主と見ていた。
結局うまく遊べなくて、リン君は帰った。
しばらくすると、また黒柴くんが現れた。
ヤマト君という。
今度は、小次郎がうなった
同じくらいだったので、勝負をつけたかったのかも。
いつもは親善大使で、だれともうまくやるのに。
ヤマト君も、プール苦手だった。
前年の秋、七海と小次郎だけで、ドイツ村に行っていた頃の写真がでてきました。
コジ君、ナナちゃんより小さいかったんだね。
かわいかったね
しばらく前に、ダイナちゃんちのおばさんに逢いました
本当に久しぶりでした。
ダイナちゃんは、19歳の天寿を全うしたそうです。
ダイナちゃんちのおばさんの、「いい先生だよ」という言葉を受けて、今かかっているの動物病院に行き始めました。
ひめちゃんちのあたりでは、19歳の天寿を全うした子はダイナちゃんだけです。
この頃は、本当によく赤城南面のドイツ村のドッグランに行ってました。
何時の間にか、三四郎・サマンサもプールで遊べるようになっていたようです