蕎麦を食ってきた。
代沢の『七つ海堂』である。
今風の女将さんがホール(といってもごく小さいが)を切り盛りしている。
大将はキッチンであろう。
酒を飲み蕎麦を食った。
蕎麦は色が白くきめの細かい更科風。
汁はやや酸味が勝ったピリッとした感じ。
美味かった。
蒸篭を二枚食った。
家から近いので気になっていた店だが、縁が合わずなかなか行けなかった。
この蕎麦と料理と酒でこの値段はお値打ちもの。
また来よう。
あかぎれをさらし風吹くうまのりか 素閑
あかぎれや破墨山水瀬田の景 素閑
あかぎれや屋敷の林や野の小川 素閑
あけの空地にわき出でてあかぎれや 素閑
とに出るもためらうたるにあかぎれや 素閑
素読せる五書五経なれあかぎれや 素閑
朝臣らもあかぎれ作る須磨の海 素閑
あかぎれの手を振り告ぐるエールかな 素閑
あかぎれや大理の柱美の館 素閑
夜は明けぬあかぎれの手の添え乳かな 素閑