ペパーミントとスペアピント、アップルミントを育てています
ペパーミント(Peppermint) は、シソ科ハッカ属の多年草です。
和名でではコショウハッカ、セイヨウハッカと呼ばれます。
ヨーロッパで古くから使われている代表的なハッカです。
ペパーミントは、苗からの育成がお勧めです。
また数種類のミントを植えるときは、
交雑しないよう、なるべく距離を遠ざけて植えるようにします。
・栽培環境と越冬
ペパーミントは、日当たりの良い場所を好みますが、
真夏の直射日光にあてると葉が枯れたり生育が弱ります。
春から秋は半日陰の風通しの良いところで育てるのが適しています。
ペパーミントは、寒さにとても強いので、
0℃以下でも枯死することはありません。
冬は霜にあたると地上部が枯れますが、
根は生きていて春に新芽が出て元気に育ちます。
冬にも収穫したい場合は、敷きわらなどをして、
霜にあてないようにしましょう。
ペパーミントは、生育が旺盛ですから、地植えの場合は、
土中にブロックやトタン板などで仕切りをすると良いです。
・剪定
ペパーミントのよぶんな枝や根は切り、
広がりすぎないように、手入れしましょう。
高く育ちすぎたら、思い切って半分程度に剪定したり、
8月頃に、地際5cm程度に切りつめると、
秋に新芽が出てきて収穫が楽しめます。
・水やり
ペパーミントは、湿り気のある土を好みます。
土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。
とくに夏は水切れしやすいので、注意します。
水切れすると生長が遅れたり、枯死する場合もあります。
・肥料
肥料は、春に新芽が伸びる頃に、
緩効性の肥料を株元に少量与えます。
それ以上は特に必要ありません。
与えすぎると風味が弱まります。
・植え替え
鉢植えしているペパーミントは生育が良いので毎年植え替えます。
一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えますが、
それ以上大きくしたくない場合は株分けしましょう。
・増やし方
ペパーミントは、挿し木、株分けで、
簡単に増やすことができます。
■ペパーミントの利用方法
ペパーミントは、花が咲く前までに収穫をすると、
葉っぱの風味がたいへん良いです。
ペパーミントの生の葉や、
あるいは2~3日陰干ししたものをお茶にします。
グラニュー糖とワインを入れるとおいしいです。
ペパーミントを製氷皿の氷に1枚ずつ入れて凍らせると、
見た目もきれいで爽やかな味になって、アイスティーなどに合います。
ペパーミントのシロップ、シャーベット、フルーツミントパンチ、
クッキー・ケーキ生地に入れたり、
ホワイトリカーに漬けてミント酒もおいしいです。
シチューや肉料理、サラダにも、良く合います。
お風呂に浮かべて入浴剤にすると良い香りです。
![]() |
ミント スペア(スペアミント) 種子 |
クリエーター情報なし | |
三笠園芸 |