昨日は鴻巣花火大会を見に行った。今年で4年目だ。
もちろん花火には期待しているけれども、埼玉県在住の友人2人と連絡を取って、終了後、一緒に夕食をとるのも楽しみになっている。年賀状のやり取りはしていても、実際に会えるのはこの行事だけなのだ。
今年は雨上がりのせいか、湿度が高くて、あまり寒さを感じなかった。中綿入りのジャケットを着込んだ娘は「暑い暑い」を連発していた。
観覧席は駅から遠い。つい横着をして、路上の「まずまず見えるスポット」ですませてしまう。
「キレイ~」
冒頭は風がなかったので、煙が邪魔をしていい写真が撮れない。
私の腕が一向に上達しないことを棚に上げて、ひたすら煙のせいにする。
「雲が邪魔で見えないね」
横に立っていた女性がボケをかました。雲はこんなに低い場所にないはずだが、あれれ……。
「ウニョウニョウニョ、ジュビジュビジュビ」
後ろの集団は外国人らしい。何を言っているのかわからなくても、美しい花火に興奮している様子は伝わってくる。中国以外のアジアの方と察した。今回はあちこちから外国語が聞こえてきたので、「国際的な花火大会になったのだな」と時代の移り変わりを感じた。
友人2人は開始時間に来ない。「最初は見てもつまらないから、7時半くらいでいっか~」という感覚だから、終わってからでないと合流できないのだ。はたして、来ているのか。
8時15分あたりからクライマックスに差し掛かる。
この時間帯は、色とりどりの大きな花火が惜しげもなく打ち上げられ、観客からも「おお~」と歓声が上がるし、拍手も起きる。これを見るために来たのだと言えるくらい、見ごたえがある。
ラストは四尺玉、のはずだった。
しかし、何が起きたのか。地上に上がらず、建物よりも低い場所で炸裂したようだ。
「ああ……」
去年もその前も天空に舞い、力強い閃光を放った姿が浮かんできた。今回はその雄姿が見られず残念だが、また来年頑張ってほしいものだ。
早速、友人たちに連絡をした。今年は30分歩いて観覧席まで行き、気合いを入れて見ていたらしい。もしや来ていないのではと疑っていたくらいだから、意外過ぎて驚いた。
大宮のレストランで待ち合わせ、一年ぶりの再会を果たす。
「お母さんたちは3人グループだったの?」
「ううん、違うよ。6人グループだったけど、残りの3人は遠くに住んでるから来られなくてね」
「ふーん」
代わりに、私の娘がグループに入り込み、4人で行動しているのだから不思議なものだ。
携帯を見たら、さいたま市に住む妹からメールが来ていた。
「8時半くらいに、雷みたいな音と地響きがしたけど、東京でもした?」
おやおや。
実は、ツイッターでも地鳴りや地響きを感じたというツイートがたくさんアップされている。鴻巣花火大会の四尺玉失敗との関連を指摘する内容が多いが、影響があったのだろうか。
「時間的に、きっとアレだろうね……」
今年はしんみりした花火大会になってしまったが、お料理が運ばれてくると元気になる。
また来年も友人たちに会えますように。
↑
クリックしてくださるとウレシイです♪
※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
もちろん花火には期待しているけれども、埼玉県在住の友人2人と連絡を取って、終了後、一緒に夕食をとるのも楽しみになっている。年賀状のやり取りはしていても、実際に会えるのはこの行事だけなのだ。
今年は雨上がりのせいか、湿度が高くて、あまり寒さを感じなかった。中綿入りのジャケットを着込んだ娘は「暑い暑い」を連発していた。
観覧席は駅から遠い。つい横着をして、路上の「まずまず見えるスポット」ですませてしまう。
「キレイ~」
冒頭は風がなかったので、煙が邪魔をしていい写真が撮れない。
私の腕が一向に上達しないことを棚に上げて、ひたすら煙のせいにする。
「雲が邪魔で見えないね」
横に立っていた女性がボケをかました。雲はこんなに低い場所にないはずだが、あれれ……。
「ウニョウニョウニョ、ジュビジュビジュビ」
後ろの集団は外国人らしい。何を言っているのかわからなくても、美しい花火に興奮している様子は伝わってくる。中国以外のアジアの方と察した。今回はあちこちから外国語が聞こえてきたので、「国際的な花火大会になったのだな」と時代の移り変わりを感じた。
友人2人は開始時間に来ない。「最初は見てもつまらないから、7時半くらいでいっか~」という感覚だから、終わってからでないと合流できないのだ。はたして、来ているのか。
8時15分あたりからクライマックスに差し掛かる。
この時間帯は、色とりどりの大きな花火が惜しげもなく打ち上げられ、観客からも「おお~」と歓声が上がるし、拍手も起きる。これを見るために来たのだと言えるくらい、見ごたえがある。
ラストは四尺玉、のはずだった。
しかし、何が起きたのか。地上に上がらず、建物よりも低い場所で炸裂したようだ。
「ああ……」
去年もその前も天空に舞い、力強い閃光を放った姿が浮かんできた。今回はその雄姿が見られず残念だが、また来年頑張ってほしいものだ。
早速、友人たちに連絡をした。今年は30分歩いて観覧席まで行き、気合いを入れて見ていたらしい。もしや来ていないのではと疑っていたくらいだから、意外過ぎて驚いた。
大宮のレストランで待ち合わせ、一年ぶりの再会を果たす。
「お母さんたちは3人グループだったの?」
「ううん、違うよ。6人グループだったけど、残りの3人は遠くに住んでるから来られなくてね」
「ふーん」
代わりに、私の娘がグループに入り込み、4人で行動しているのだから不思議なものだ。
携帯を見たら、さいたま市に住む妹からメールが来ていた。
「8時半くらいに、雷みたいな音と地響きがしたけど、東京でもした?」
おやおや。
実は、ツイッターでも地鳴りや地響きを感じたというツイートがたくさんアップされている。鴻巣花火大会の四尺玉失敗との関連を指摘する内容が多いが、影響があったのだろうか。
「時間的に、きっとアレだろうね……」
今年はしんみりした花火大会になってしまったが、お料理が運ばれてくると元気になる。
また来年も友人たちに会えますように。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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