弁当の中には、いつも茹でた小松菜を入れる。
20代の頃は貧血に悩んでいた。小松菜は鉄分やカルシウムが豊富だし、ほうれん草に比べて吸収がよいという話なので食べてみたら、さっぱりしていて美味しい。毎日続けているうちに、貧血も治ってしまった。以来、50代に突入した今も食べているのだ。
「これは硬そうだな」
小松菜なら何でもいいというわけではない。繊維質が歯にはさまるほど太いものはいらない。かといって、ガリガリの貧相な葉もいやだから、中肉中背のものを探す。残念ながら、関東近郊の小松菜はゴツゴツしていて好みではない。一時、鹿児島産に凝っていたのに、最近はまったく見かけなくなった。
「よし、自然食品の店に行ってみよう」
あった、あった。
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奈良産の小松菜も、なかなかよさそうだ。2束買って、早速茹でようとした。
「ありりり?」
袋を開けると、何やら奇妙なものがついている。
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かたつむりである。
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アオムシやナメクジだったら何度もいたが、カタツムリは初めてだ。
「あっ、こんなところにフンをして!」
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フンがあるということは……。
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やはり、ムシャムシャと遠慮なく食べられていた!
「えーん、アタシの小松菜がぁ~」
私が知らなかっただけで、カタツムリも立派な害虫らしい。調べてみたら、住血線虫に寄生されている可能性もあり、葉はよく洗い加熱して食べるべしとあった。そうだったのか!
「さあさあ、アンタは外に行きなさい」
殻をつまんで庭の木に放す。カタツムリは元気よくツノを出し、葉の上をすべっていった。
GOOD LUCK!
ところで、私は茹でた小松菜に味付けをしない。妊婦時代に妊娠中毒症となり、塩分を控えるため、醤油をかけずに食べる習慣がついた。
「アタシも、カタツムリやアオムシと同類かもね~」
今日も小松菜を買ってきた。葉には虫食いの穴が開いている。「今度は何が出てくるのか」と構えていたが、何も見つからなかった。
虫にゃあ負けないよ!
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※ 他にもこんなブログやってます。よろしければご覧になってください!
「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
20代の頃は貧血に悩んでいた。小松菜は鉄分やカルシウムが豊富だし、ほうれん草に比べて吸収がよいという話なので食べてみたら、さっぱりしていて美味しい。毎日続けているうちに、貧血も治ってしまった。以来、50代に突入した今も食べているのだ。
「これは硬そうだな」
小松菜なら何でもいいというわけではない。繊維質が歯にはさまるほど太いものはいらない。かといって、ガリガリの貧相な葉もいやだから、中肉中背のものを探す。残念ながら、関東近郊の小松菜はゴツゴツしていて好みではない。一時、鹿児島産に凝っていたのに、最近はまったく見かけなくなった。
「よし、自然食品の店に行ってみよう」
あった、あった。
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奈良産の小松菜も、なかなかよさそうだ。2束買って、早速茹でようとした。
「ありりり?」
袋を開けると、何やら奇妙なものがついている。
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かたつむりである。
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アオムシやナメクジだったら何度もいたが、カタツムリは初めてだ。
「あっ、こんなところにフンをして!」
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フンがあるということは……。
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やはり、ムシャムシャと遠慮なく食べられていた!
「えーん、アタシの小松菜がぁ~」
私が知らなかっただけで、カタツムリも立派な害虫らしい。調べてみたら、住血線虫に寄生されている可能性もあり、葉はよく洗い加熱して食べるべしとあった。そうだったのか!
「さあさあ、アンタは外に行きなさい」
殻をつまんで庭の木に放す。カタツムリは元気よくツノを出し、葉の上をすべっていった。
GOOD LUCK!
ところで、私は茹でた小松菜に味付けをしない。妊婦時代に妊娠中毒症となり、塩分を控えるため、醤油をかけずに食べる習慣がついた。
「アタシも、カタツムリやアオムシと同類かもね~」
今日も小松菜を買ってきた。葉には虫食いの穴が開いている。「今度は何が出てくるのか」と構えていたが、何も見つからなかった。
虫にゃあ負けないよ!
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