これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

おみやげ選びの基準

2021年08月22日 21時07分12秒 | エッセイ
 家族旅行では、JTBのパックを使うことが多かった。
 JTBの「旅CARD」で支払いをすると、トラベルポイントがつくからお得と知り、4年前から使っている。生協の支払いも、ちょっとした買い物もこれを使い、ポイントが順調に増えてきたのだが、コロナ禍で旅行自体ができなくなるとは。
「うーん、このポイントどうしよう」
 調べてみたら、JTBショッピングで使えるようだ。シャンパーニュやスプマンテなど、スパークリングワインばかりを買った。でも、飲んでしまうと筋トレができなくなるから、お酒はもういらない。
「そうだ、お菓子を買おう」
 いつも、2学期の始めに職場でお菓子を配っている。去年は六花亭の「ひとつ鍋」を注文し、行ってないのに北海道気分を味わった。今年も夏休みはとったけれど、ずっと家にいたから、観光地のみやげを注文するとよさそうな気がする。
「どこがいいかしら」
 まずは海外が浮かんできた。イタリアやスイスなどを探してみたが、チョコレートばかりでいけない。美味しい反面、夏場は溶けてしまうので、避けるに越したことはない。クール便で送ってもらっても、机上に置くと、食べる頃にはドロドロになっている。
 次に浮かんだのが、秋田のいぶりがっこ。数年前に義兄からいただき、一度で気に入った品だ。また食べたいと思ったが、JTBでは取り扱っていなかった。
 北陸はどうだろう。しかし、富山、石川あたりのみやげは品数が少なくて選べなかった。
 四国だったら、愛媛の母恵夢(ぽえむ)、広島だったらもみじまんじゅうと候補が出てきて、少しずつ着地点が見えてきた。
 やめておきたいのは沖縄。10月に2年生が沖縄修学旅行を計画しているが、この感染状況ではおそらく中止になるだろう。関係者はやや過敏になっているので、紅いもタルトなんぞが無神経に視界に入ってきたら、刺されるかもしれない……。
「九州はどうよ」
 博多出身の職員がいることを考え福岡はパス。長崎もいいけど、カステラは個別包装ではなく危険。ひとまず全商品を検索していたら、佐賀にたどり着いた。
「おっ、佐賀かぁ。よさそう」
 有田焼、美に効く嬉野温泉、吉野ケ里遺跡などがあり佐賀は魅力的だ。まだ、ここには一度しか行っていない。GWの陶器市に合わせて再訪したいと願っている。
「これはいいかも」
 見た目からして惹きつけられるおみやげがあった。
 備前ケシアド。



 由緒正しきチーズケーキらしい。



 冷蔵庫に入れる必要もない。



 ひと箱の大きさは7cm四方らしく、食べごたえがあって、おやつに最適であろう。
「いいねえ、自宅用も買っちゃおう」
 結局、12個入りを6箱頼んだ。たくさん注文して、たくさんポイントを使う。
 支払いをするのに、得した気分になるのが不思議だ。
 佐賀は先日の豪雨でかなりの被害が出たと聞く。少しでも支援になるとよいのだけれど。


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 「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
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コメント (6)
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