三重県まで出かけた話の続編です。
(関連記事「2022誕生日 プレゼントは仕事でした」はこちらから)
今回、出張の本来の目的は、伊勢ではなく鈴鹿にあった。

伊勢鉄道「鈴鹿」駅。快速みえは気動車で乗り心地がよい。

ほら、「キハ」って書いてあるでしょ?

まずは鈴鹿市役所へ。

鈴鹿茶をいただき、テンションが上がった。販売者はJA鈴鹿となっている。鈴鹿はサーキットが有名だが、お茶の産地でもあるらしい。

話すこと小一時間。用事が終わり、勧められた展望室へ向かう。
「おおっ、街が一望できるじゃないっ」
「ホントだ、すごい!」
3人の職員と窓に貼りつき、しばし鈴鹿の景色を楽しんだ。



この階には売店がある。みやげとして、鈴鹿抹茶を使ったラングドシャや、リーフパイを購入した。
「いえいえ、僕は赤福を買って帰らないと」
「アタシも。やっぱり三重といったら赤福ですよね」
他の3名は何が何でも赤福でないといけないらしく、ここでは何も買わなかった。私は10月2日に赤福を食べているので、むしろ他のみやげにしたかったのだけれども。
市役所を出て、街中を歩く。
マンホールにも「すずかし」と書いてある。

鐘楼もレトロで素敵。

あちらこちらに歴史が感じられ、まったく飽きない眺めであった。
「そろそろ、お昼にしませんか」
「そうねえ、もうそんな時間かぁ」
地元の方のおススメで、Moguというお店に入った。「ちょっと量が多いけど、美味しいですよ」と言われていたので、欲張らないようにしようと警戒する。
「は~い、クリームコロッケです。お待たせしました」

感じのよいウエイターさんが持ってきてくれたのは、けん玉ぐらいのサイズの、大きなコロッケが3個も載ったお皿であった。

「…………」
思わず言葉を失った。
「あっはっは」
「すごい! デカッ」
見ていた職員たちはゲラゲラ笑い、私もつられて苦笑いした。結局、自称「フードファイター」の職員がコロッケ1つを引き取ってくれたので、何とか完食できた。自家製とおぼしき濃厚なホワイトソースにキノコが絡み、口当たりのよいコロッケであった。
ふー。
「おかわりくださーい」
耳を疑う言葉を聞いた。向かい合わせに座ったフードファイターの彼が、空の茶碗を手にして、ウエイターさんを呼ぶではないか。
「さっきと同じくらいでいいですか」
「はい」
人は見かけによらない。この彼は非常にインテリなので、大食いのイメージとは真逆である。一緒に鈴鹿に来なければ、ずっと知らないままだったろう。
同行した職員に、もう一人男性がいた。ウエイターさんは、フードファイターの隣のこの若手を見て「おかわりはどうですか」と声をかけてきた。
「えっえっ、僕はいいです……」
「そんな~。食べて下さいよ」
「えっえっ、じゃ、じゃあ……」
つき合いがいいというか、断り切れないというか、結局男性陣は大量の料理に加えて、2杯のご飯を平らげたのであった。
スゴッ!
「たくさん食べるときは、リズムが大事なんですよ」とフードファイターの解説が入る。
そういうもんかぁ~。
お腹がズシッと重くなり、よろよろしながら店を出た。外には順番待ちの人たちが並んでいたので、結構な人気店のようだ。
楽しい鈴鹿のエピソードはまだ終わらない。
続きは来週~。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
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今回、出張の本来の目的は、伊勢ではなく鈴鹿にあった。

伊勢鉄道「鈴鹿」駅。快速みえは気動車で乗り心地がよい。

ほら、「キハ」って書いてあるでしょ?

まずは鈴鹿市役所へ。

鈴鹿茶をいただき、テンションが上がった。販売者はJA鈴鹿となっている。鈴鹿はサーキットが有名だが、お茶の産地でもあるらしい。

話すこと小一時間。用事が終わり、勧められた展望室へ向かう。
「おおっ、街が一望できるじゃないっ」
「ホントだ、すごい!」
3人の職員と窓に貼りつき、しばし鈴鹿の景色を楽しんだ。



この階には売店がある。みやげとして、鈴鹿抹茶を使ったラングドシャや、リーフパイを購入した。
「いえいえ、僕は赤福を買って帰らないと」
「アタシも。やっぱり三重といったら赤福ですよね」
他の3名は何が何でも赤福でないといけないらしく、ここでは何も買わなかった。私は10月2日に赤福を食べているので、むしろ他のみやげにしたかったのだけれども。
市役所を出て、街中を歩く。
マンホールにも「すずかし」と書いてある。

鐘楼もレトロで素敵。

あちらこちらに歴史が感じられ、まったく飽きない眺めであった。
「そろそろ、お昼にしませんか」
「そうねえ、もうそんな時間かぁ」
地元の方のおススメで、Moguというお店に入った。「ちょっと量が多いけど、美味しいですよ」と言われていたので、欲張らないようにしようと警戒する。
「は~い、クリームコロッケです。お待たせしました」

感じのよいウエイターさんが持ってきてくれたのは、けん玉ぐらいのサイズの、大きなコロッケが3個も載ったお皿であった。

「…………」
思わず言葉を失った。
「あっはっは」
「すごい! デカッ」
見ていた職員たちはゲラゲラ笑い、私もつられて苦笑いした。結局、自称「フードファイター」の職員がコロッケ1つを引き取ってくれたので、何とか完食できた。自家製とおぼしき濃厚なホワイトソースにキノコが絡み、口当たりのよいコロッケであった。
ふー。
「おかわりくださーい」
耳を疑う言葉を聞いた。向かい合わせに座ったフードファイターの彼が、空の茶碗を手にして、ウエイターさんを呼ぶではないか。
「さっきと同じくらいでいいですか」
「はい」
人は見かけによらない。この彼は非常にインテリなので、大食いのイメージとは真逆である。一緒に鈴鹿に来なければ、ずっと知らないままだったろう。
同行した職員に、もう一人男性がいた。ウエイターさんは、フードファイターの隣のこの若手を見て「おかわりはどうですか」と声をかけてきた。
「えっえっ、僕はいいです……」
「そんな~。食べて下さいよ」
「えっえっ、じゃ、じゃあ……」
つき合いがいいというか、断り切れないというか、結局男性陣は大量の料理に加えて、2杯のご飯を平らげたのであった。
スゴッ!
「たくさん食べるときは、リズムが大事なんですよ」とフードファイターの解説が入る。
そういうもんかぁ~。
お腹がズシッと重くなり、よろよろしながら店を出た。外には順番待ちの人たちが並んでいたので、結構な人気店のようだ。
楽しい鈴鹿のエピソードはまだ終わらない。
続きは来週~。

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