これは したり ~笹木 砂希~

ユニークであることが、ワタシのステイタス

もうすぐ母の誕生日

2023年01月22日 15時53分32秒 | エッセイ
 明日は母の誕生日だ。
 たぶん、81歳になるのではないか。親の年齢は計算しないとわからない。
 70歳を過ぎたあたりから、バースデーカードを送り始めたが、そのうちお菓子などのプレゼントがメインになった。花より団子という母の性格上、お腹を満たすものの方が喜ばれる。ような気がする。
 最初はたい焼きやケーキなど、冷凍の菓子を送っていた。しかし、冷凍庫に入りきらないと言われ、常温のものに変えた。今では健康が気になり、菓子を減らした。どうせならと、食事の支度が楽になるレトルト食品や加工食品が主になっている。
 外せないのがドリップコーヒーや日持ちのするパンである。那須塩原の住宅地だと、スーパーまでは車で15分。都内のように、切らしたから歩いてその辺のコンビニまで、というわけにいかず、ストックがあると便利らしい。
 もっとも、すぐ近くに店舗があっても、土日の朝はもっぱらパジャマで過ごすため、ワタシは家から出られない……。
 今回は初めて焼き海苔を入れてみた。コロナ前、御年賀に海苔の詰め合わせを渡したとき、殊のほか感謝されたことを思い出す。新潟出身の父はおにぎりや海苔御飯が好きなので、出番が多いのかもしれない。
「さて、コンビニまで行ってくるか」
 スーパーでもらった段ボールにプレゼントとカードを詰め込み、封をしたところで出かけるつもりだった。宅配便を利用するには、店頭で伝票を書かなければと思い込んでいたが、そうでもないらしい。娘が便利なサービスを知っていた。
「伝票に書くことをネットで申請すれば、ちょっと安くなるし早いよ」
「そんな制度があるの?」



 スマホで手続きするだけで、店頭まで行かずにすむサービスもあるようだ。でも時間はあるし、手元に伝票がないだけなので、予定通りコンビニに行く。時刻は17時を回っていたが、暗闇というほどではなかった。冬至を過ぎ、日が延びてきたようだ。



 コンビニでは店頭にいたお姉さんが「伝票ですか」と聞いてきたので、「バーコードがあります」と答えた。表情はまったく変わらなかったが、多少の間があったところを見ると、意外に感じたのかもしれない。5秒後ぐらいにスキャナーを取り出し、バーコードを読み取ってもらった。続いて、レジスターから2次元コードのついた簡易伝票のようなものが出力され、袋に入れたあと、荷物に貼るよう求められた。キャッシュレスにしたから、ここでの支払いはなし。あっという間に終了した。
「ありがとうございましたぁ~」
 店を出たあと、急に心配になる。やけに簡単にできたけど、ちゃんと着くのかしら、と。
 このサービスには配達完了通知も含まれているそうだ。それが届くまで安心できない。
 つくづく「ワタシはアナクロだわぁ」と苦笑する。

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コメント (4)
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