松本城を見る前に、どこかの喫茶店に立ち寄りたいと思っていた。
(関連記事「スカートでは危険な松本城」はこちらから)
特急あずさの車内販売にホットコーヒーがなかったこともあり、温かいコーヒーに飢えていたのだが、雑誌に紹介されているカフェはたくさんあり、どこに行こうか迷った。
「えー、どうしよう。珈琲美学アベってところも素敵だし、蔵を店舗にしたところも捨てがたい」
結局、お城までのルートに便利な、「珈琲 まるも」の看板が出ているこちらを選んだ。

布団が干してある理由は、旅館業も営んでいるからだ。
「モンブランとホットコーヒーをお願いします」
午前10時の時点で、座席がほぼ埋まっていた。駅から少々離れているけれど人気店なのだろう。

体が温まるぅ~♪
モンブランにもうちょい甘味とクリーミー感があるといいのだけれど……。こんなことを言っているから、私はコレステロール値と血糖値が高いんだろうな。
一方、同行した娘のプリンがやけに美味しそうに見えた。

「いいよ、これ。プリンにして正解!」
チッと舌打ちしたくなった。10分ほど経つと、スタッフの事務連絡で「プリン完売。メニューを直してきて」などと聞こえてきたので、「ハッハッ」となった方は早い時間帯にどうぞ。
周辺の街並みもレトロでいい感じ~。

ランチはもちろん蕎麦である。フレンチやイタリアンも充実しているそうだが、信州まで来て洋食っていうのもどうかと思う。松本城からさらに北上し、立派な店構えの蕎麦屋に入った。
天ぷらのついたセットには、蕎麦の量が3種類あった。普通盛で2枚、小盛で2枚、普通盛で1枚なのだが、お腹が空いていたこともあり、たくさん食べることにした。
「2枚のセットを2人前お願いします」
ビールを飲んで料理を待つ。小春日和で汗をかいたせいか、ビールの苦味がすごく美味しい。
「お待たせしました」
「わぁい」

やはり2枚にしてよかった。

味は期待通りだったのだが、水気はもうちょっと切った方がよろしいかと……。
天ぷらは野菜も海老もイケて、衣が薄くてサクサク。こちらは文句なしであった。
ごちそうさまでした。
このあと、旧開智学校を見に行ったのだが、なぜか臨時休業になっていて、門の外から撮るだけになった。

キイキイ。
時計を見たら、帰りのあずさまで余裕がない。そろそろ駅に向かうことにした。
「じゃあ、珈琲美学アベに行ってみよう」
と思ったのだが、相当な人気のようで、ズラリと長い行列ができていた。モカパフェなるスイーツが食べたかったのだが……。諦めて近くの喫茶店に入り、パフェという名のバニラアイスクリームをいただき、休憩した。まあ、休むところがあっただけよかろう。
「おみやげを見に行こう」
事前に何も調べておらず、手抜かりだった。でもまあ、駅ビルに行けば何かあるだろうし、改札の中にも小さな土産屋があったから何とかなるだろう。駅ビル内で、長野製のスイーツを探したら、桜色のバウムクーヘンを見つけ購入する。

結論からいうと、フワフワしてやわらかいし、甘みとバター等のバランスがよく、質のよい土産といえる。
でも遊び心がない点には物足りなさを感じた。
一方、改札内の土産屋には「松本全開」なお菓子があった。
ブッセ。

最中。

特にこの最中がいい。粒あんがギッシリ詰まっている上、五重の天守が光っていた。

土産としては、この最中がイチ推しかな~。
見て、食べて、買ってと充実した一日を過ごしたせいか、帰りのあずさでは爆睡してしまった。
車内での事件を思い出し、できるだけ寝ないようにしようとは思うのだが、この日は睡魔に負けた。
振り返ると、珈琲美学アベに、混雑に負けて行かなかった松本市立博物館が心残りである。
またの機会を作らなきゃ。
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「いとをかし~笹木砂希~」(エッセイ)
「うつろひ~笹木砂希~」(日記)
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特急あずさの車内販売にホットコーヒーがなかったこともあり、温かいコーヒーに飢えていたのだが、雑誌に紹介されているカフェはたくさんあり、どこに行こうか迷った。
「えー、どうしよう。珈琲美学アベってところも素敵だし、蔵を店舗にしたところも捨てがたい」
結局、お城までのルートに便利な、「珈琲 まるも」の看板が出ているこちらを選んだ。

布団が干してある理由は、旅館業も営んでいるからだ。
「モンブランとホットコーヒーをお願いします」
午前10時の時点で、座席がほぼ埋まっていた。駅から少々離れているけれど人気店なのだろう。

体が温まるぅ~♪
モンブランにもうちょい甘味とクリーミー感があるといいのだけれど……。こんなことを言っているから、私はコレステロール値と血糖値が高いんだろうな。
一方、同行した娘のプリンがやけに美味しそうに見えた。

「いいよ、これ。プリンにして正解!」
チッと舌打ちしたくなった。10分ほど経つと、スタッフの事務連絡で「プリン完売。メニューを直してきて」などと聞こえてきたので、「ハッハッ」となった方は早い時間帯にどうぞ。
周辺の街並みもレトロでいい感じ~。

ランチはもちろん蕎麦である。フレンチやイタリアンも充実しているそうだが、信州まで来て洋食っていうのもどうかと思う。松本城からさらに北上し、立派な店構えの蕎麦屋に入った。
天ぷらのついたセットには、蕎麦の量が3種類あった。普通盛で2枚、小盛で2枚、普通盛で1枚なのだが、お腹が空いていたこともあり、たくさん食べることにした。
「2枚のセットを2人前お願いします」
ビールを飲んで料理を待つ。小春日和で汗をかいたせいか、ビールの苦味がすごく美味しい。
「お待たせしました」
「わぁい」

やはり2枚にしてよかった。

味は期待通りだったのだが、水気はもうちょっと切った方がよろしいかと……。
天ぷらは野菜も海老もイケて、衣が薄くてサクサク。こちらは文句なしであった。
ごちそうさまでした。
このあと、旧開智学校を見に行ったのだが、なぜか臨時休業になっていて、門の外から撮るだけになった。

キイキイ。
時計を見たら、帰りのあずさまで余裕がない。そろそろ駅に向かうことにした。
「じゃあ、珈琲美学アベに行ってみよう」
と思ったのだが、相当な人気のようで、ズラリと長い行列ができていた。モカパフェなるスイーツが食べたかったのだが……。諦めて近くの喫茶店に入り、パフェという名のバニラアイスクリームをいただき、休憩した。まあ、休むところがあっただけよかろう。
「おみやげを見に行こう」
事前に何も調べておらず、手抜かりだった。でもまあ、駅ビルに行けば何かあるだろうし、改札の中にも小さな土産屋があったから何とかなるだろう。駅ビル内で、長野製のスイーツを探したら、桜色のバウムクーヘンを見つけ購入する。

結論からいうと、フワフワしてやわらかいし、甘みとバター等のバランスがよく、質のよい土産といえる。
でも遊び心がない点には物足りなさを感じた。
一方、改札内の土産屋には「松本全開」なお菓子があった。
ブッセ。

最中。

特にこの最中がいい。粒あんがギッシリ詰まっている上、五重の天守が光っていた。

土産としては、この最中がイチ推しかな~。
見て、食べて、買ってと充実した一日を過ごしたせいか、帰りのあずさでは爆睡してしまった。
車内での事件を思い出し、できるだけ寝ないようにしようとは思うのだが、この日は睡魔に負けた。
振り返ると、珈琲美学アベに、混雑に負けて行かなかった松本市立博物館が心残りである。
またの機会を作らなきゃ。

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