
来春の玄関先のにぎわいのために準備されたパンジー。
店頭に並んでいるときの「苗」では、大きい花が一輪、主張してますね。
あれは、わざと「大きく見せるため」に育てているらしく、
持ち帰った折には「一番大きな花は切るべし!」というのが鉄則のようです。
そうすると後々綺麗な花が順次咲き揃うそうです。
これ、苗屋さんから聞いたとっておき情報!
今後のために切られた花を観察していて、久しぶりに「接写」をしてみたわけです(笑)。
濃紫はとても魅力的、その中に小さく黄色い模様、
そして、もっと真剣に覗いていたら…あれっ?
雄しべでも雌しべでもない、一体なんだろう?と思ってnet検索したけれど、
とりたてて名前は出てこない、花弁にくっついているブラシ!としか表現のしようがないのです。
5枚の花弁があるのですが、そのうちの真ん中(脇の方と言うべきか)の2枚がブラシ付き。
パンジーは、
「わずかに重なった2枚の上側の花弁、
2枚の脇の花弁、下側3枚の花弁が結合するヒゲ、
およびわずかな切れ込みを持つ1枚の下側の花弁」から『花冠』ができています。
よく観察すると、確かにそうです。


いろいろ調べてこれは納得、という説明が…
「パンジーの花底には蜜があります。
その蜜を求めて小さな虫がやって来ます。
パンジーにとって小さな虫は、受粉を手伝ってくれる大事な助っ人です。
パンジーは花芯に近づいた虫を雄しべ、雌しべのある花の奥の方に導くために2つのブラシを持っている」とのこと。
また、「毛は内側に向かって生えている」、なので虫はどんどん奥へ行く…みたいな構造らしいです。
一度、じっくり見てみてはいかがでしょ?
なんだか没頭できる気がします(笑)。
他に、パンジーのミニ版みたいな「ビオラ」などもあります。

うちのハナさんがお守りをしているのは「ネモフィラ」(写真は今年の春に咲いたもの)、
秋になって、今年もやっぱり「種」から育てるそうです…


ではまた