オランダという国のこと、これを読めばわかる!

2022-12-18 14:38:52 | オランダ紀行
そんな「本」を教えてもらいました。
彼女(同級生&元大山田っ子、現在東京在住、時折帰省)が小学生高学年の頃(1965年)、
読みたくて買ってもらったそう。
12冊ある全集の中の1冊ですが、たまたま実家に残っており、
今のワタシがオランダのことを知るにはピッタシの本だ!ということで、
借りることになりました。
よくぞ残していてくれたなぁと感心すると共に、彼女の気付きに「縁」を感じます

高校在学の頃には、多分お話したことはないし、同じクラスになったこともない。
熟年になって、たまたま「同窓会」絡みで会うことになったら、
一気に近い存在になる…ってあるんですよねぇ。
今回のワタシの小っちゃな入院騒ぎ的な出来事でも、心の底から助けられた気がしています。
あれもこれも「気ぃ付けやなアカンこと」ばかりで、有難いアドバイスをいっぱいもらってますから(笑)。

では、その本とは…
国際児童文学賞全集(11)/国際アンデルセン賞大賞
運河と風車とスケートと」。

彼女のLineから
『↑ この本は6、70年前のオランダの小さな村を舞台にしたお話です。
 小学校6年生の頃に母が買ってくれました。
 この「運河と風車とスケートと」は岩波少年文庫で現在復刻されてもいます。

 本をお勧めするのは、好みがあるから滅多にしないことにしているのですが、
 娘さん一家の暮すオランダに思いを馳せていただけたらと、
 そして今も読み返す大好きな本なので(それこそ)「あえて」お勧めする次第。』

何というタイミングで、この本がそこに残っていて、ワタシに読んだらいいよと。
ついでの時に取りにおいでと言われたけれど、そんなん待ってられないので、
所用を一つ増やして大山田へ行った次第(笑)。

 
確かに1965年発行、ワタシたち6年生くらいか、
「本を読むのが大好き」少女だったところは似ているのだけれど、
ワタシは内外問わず「伝記モノ」を読んでいたので、
当時この本及び全集のことは気が付いていなかった
でも、50数年後こうやって教えてもらったことにとても感謝しています。

オランダへの荷造りが終わったら、じっくり読もうと思っています。
この本の「あとがき」で、当時のオランダ の様子がわかります、
さて、今現在どんな様子なのかはおいおいLineでもして聞くことにしよう~~

『 この物語は、オランダの小さな村を舞台にしています。
英語では、オランダのことをネーザーランドといいますが、これは「ひくいところにある国」ということです。
 そのとおり、オランダの国土の大部分はデルタ地帯で、国土の三分の一は海面よりひくく
いちばんひくいところでは、海面下五メートルといわれています。
 面積は3.4万平方km、人口は1179.7万人の、ごく小さい国で、
見わたすかぎり、よく肥えた土地がひらけていて、名物の風車小屋がいたるところにあります。
 風車小屋のまわりをゆるやかに流れる水路は、運河にあつめられ、やがて大きな川につうじて、
おしまいには北海にそそぎこんでいます。

 この物語は、オランダの西部にあるフリースランド州が舞台になっていますが、
その地方には、あみの目のように運河が四方八方にのびています。
 もともと、海面以下の低地ですから、 北海の荒波から国土をまもるというしごとが、
この西部の海岸ぞいの地方では、むかしからたいせつなしごとでした。
 海岸には、ずうっと堅固な堤防がきずかれていますが、
この堤防こそ、オランダ国民の生命ともいえるものなのです。

 オランダは、海に近いためと、湿地のために、ひじょうに湿度がたかいのです。
一年のうち、二百日は雨か霧だとさえいわれるくらいです。
 そういうわけですから、この国の人々は皮のくつをはかないで、木ぐつをはいているのです。
土地がしめっているうえに、海よりひくいのですから、木のくつがいちばん適しているのです。
 運河や水路が、国じゅうをあみの目のようにのびていて、その運河や水路の水を調節するために、
いたるところに水門がもうけられています。
運河や水路は、オランダにあっては、じつにだいじな交通機関の役目をはたしています。
  運河には、底のひらべったい大きな伝馬船が荷物をつんでいますし、商業輸送にも、人の交通にも、
たいそう役に立っているのです

 海岸や川ぞいの砂地では、チューリップやヒヤシンスなどがつくられ、
また農地の半分以上が、牧場や牧草地として使われ、たくさんの乳牛が飼われています。
 たてよこに流れる小さい運河と風車を背景に、色とりどりの美しい花が咲きみだ れている風景は、
それこそ絵のように美しく、オランダでなければ見られないながめです。』

オランダの冬、どんな風に過ごすのでしょうか…
最近学校(みたいな)へ行き出して、マイナス7℃くらいの気温の中の送迎だとか…
なんか、伊賀の底冷えとはちょっとレベルが違う気がしてきましたが、
まぁがんばってほしいものですわ、そのうち「運河でスケート」できるかも(笑)。
明けない冬はないはず、そのうちチューリップに囲まれるかもしれないね。

さぁ、荷造りニヅクリ

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