一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1601- 言祝ぎの書展への添え花

2016-01-15 | 生け花
 新春を言祝ぎ、書家の康越さんの ポートピア・ギャラリーでの書展が 1月13日より17日 の間 会場への添え花をさせて頂きました。
添え花は、生け花展と異なって 作家さんの作品の 意図を考慮しながら より深さを加えられるように 会場においての隠し味の様なものと心得ています。



 


 瑶春・・ 珠の様に美しい春と言う 大作は大筆で柔らかく書かれています。
美しい春への賛歌を明るいオレンジ色のボケと黄水仙に託して添え花をしました







  花材 ・ボケ ・黄水仙    花器 ・アイテーク染付花器

 唱歌・・「美しき天然」の屏風に添えて

  花材 ・寿松 ・若松 ・鉄砲ゆり ・餅花    花器 ・塗り物手あぶり

 春・・「我が春も上々吉ぞ 梅の花」
    春浅い ひとときの 一茶の句



  花材 ・紅つばき    花器 ・九谷焼徳利

 千代紙の彩 ・・彩とりどりの千代紙に書かれた 歌のモザイク
          遊び心が いっぱいです。



  花材 ・若松 ・スイートピー   花器 ・織部の変形花器

 千客万来 ・・大筆で書かれた「梅花似照星」に来場のお客様から 感嘆の声!

花材 ・和水仙の一色生け    花器 ・脚付き塗花器

 骨董に添える書 ・・骨董の深味に 墨の色は少しの抵抗もなく 溶け混んでいます。
その調和を、少し波立たせる鮮やかな挿し色は いかがでしょうか




  花材 ・青もじ    花器 ・アンテーク竹花器
  花材 ・蝋梅     花器 ・九谷焼花器