1710-甘納豆記

　毎年、寒い時期以外の朝食の一品には コーンフレークが欠かせません。
プレーンのコーンフレークに、ドライフルーツやナッツを入れて 冷たい牛乳を注ぎ サクサクとした食感を楽しみます。
　ところが、このところコーンフレークのプレーンな物が 何故か品薄でフルグラと称して 沢山のドライフルーツやナッツの付加価値を加えて 高く売られています。パンの中にあんこを入れて「アンパン」として普通に食べられている事を考えると コーンフレークに甘納豆も合うのではと 思いました。
　今年の夏はあの懐かしい 伝統的な和スィーツの甘納豆を入れ、又 気分ではドライフルーツやナッツも加え イソフラボンたっぷりの豆乳を注ぎます。モチモチの甘納豆が、サクサクのコーンフレークと合和した食感と味はとても満足です。
　因みに甘納豆は東北の「でん六豆」と言う4種類の小さなピラミットの袋に分包された物が良いようです。

　甘納豆のもう一つの思い出。私の小学五－六年生を受け持ってくれた熱血先生は、甘納豆とお酒が大好物でした。
教室ではとても厳しい指導をされる先生の 下宿先に遊びに行くと いつも甘納豆を常備しているらしく 数種類の甘納豆を出してくれて 一緒に頂きました。その時の先生は、甘納豆の甘さのせいか 優しく親しみ易く思われました。

　花材　・スプレー菊　・孔雀草　・五つ葉あけび　・吾亦紅
　花器　・青磁花瓶