一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1712- 「北」の一文字

2017-12-16 | 生け花
 今年も清水寺の貫主さんが、大筆で揮毫された 「北」の一文字。如何にも冷たく堂々としていました。
今まで、「北」の一文字から連想する事柄は 寂しくてもその寂しさを少し楽しんでいる行動とか、雪の原野の中にロマンチックなものを感じさせる風景とか、歌や詩でも失恋の後に向かうのは北国、心温まる物語「北国から」、私たちが毎年心待ちする 桜前線の北上など「北」は好ましい漢字でしたが この度の「北」はマイナス感情しか浮かばない 淋しい字です。
 来年の漢字が、世相を反映し心温まる字になることを祈ります。

 花材 ・ミツマタ ・白百合 ・黄色スカシユリ ・オオニソガラム ・トルコ桔梗
 花器 ・ガラス花器二個

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