一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1404- 復活祭

2014-04-20 | 生け花
 日本では、あまり馴染みのないお祭りですが キリスト教徒の国では クリスマスに並ぶ 大切なお祭りの様です。キリストが十字架で亡くなってから、三日後に復活した事を祝う お祭りで 年によって定まっておらず ( ややこしい計算の様です ) 今年は4月20日がその日だそうです。
 キリストの復活を意味する ( 卵からヒヨコが生まれる ) 卵に彩色したり、その卵を運ぶのが 繁栄を意味するウサギだったり、もちろん全てのものが目覚める 春を祝う祭典なのでしょう。ヨーロッパの置物に、卵の形や ウサギが多いのに気がつきました。

 花材 ・梨の花 ・水仙 ・椿 ・ミニバラ ・ガーベラ
 花器 ・ガラス花器



コメント

1404- 乙女の祈り

2014-04-18 | 生け花
 私が太極拳で通っている、カルチャーのスタジオのダンス教室から 今年も宝塚への新入生が生まれたようです。合格の祈りが叶えられた、乙女達が 誇らしげに希望に胸を膨らませたポスターが掲げられていました。

 宝塚誕生から百周年を迎え、メデイアでも大きく取り上げられています。宝塚出身の、過去から現在までの女優さんは、美しく芸達者が多いことは周知ですが 一度も宝塚の舞台には 足を運んだことがありません。

 テレビや写真などで見るヅカ・ガールの均一的なメーク、男役の人の独特の発声法・衣装などに怯んでしまうのです。でも、百年も続いているのには、きっと 沢山の魅力があるのだと思います。今年は、宝塚に行ってみましょう。洋物のミュージカル・映画・舞台・オペラ・歌舞伎など大好きな私は、はまってしまうかも知れません。

 花材 ・バラ ・宿根スイートピー ・利休梅 ・カスミ草
 花器 ・ガラス花瓶

コメント

1404- 番茶も 出ばな

2014-04-16 | 生け花
 比較的、美形だった 姉と妹の狭間で 年頃の私は「 番茶も出ばな」状態だったなと 思い出しています。
庭の、木々や雑木林の新芽から 若葉に変わり行くこの頃、 普段はそれほど気に止めていない 木々の美しいこと。これも、番茶も出ばなの一つなのですね。花も、実も無くとも 人にエネルギーを与えてくれる、ハイカロリーな風景です。
 最近の女性は、この美しい一瞬の時期に 早くから人工的な美を加え過ぎて 彼女達に 出ばなのエネルギーの美しさを 感じないのは 私だけでしょうか。

 花材 ・シャガ ・鳴子ラン ・あけびの蔓
 花器 ・ガラス花瓶

コメント

1404- 名残のつばき

2014-04-14 | 生け花
 椿の花の記憶を辿ってみると、小学校低学年の頃です。当時、古い庭のある家に住んでいて 縁側の近くに かなり大きな一重の 紅椿の木がありました。木肌が、ツルツルとして美しく 散った花が木の下に 輪になっていたのを思い出します。
 四月生まれの私の誕生日は、いつも国民の祭日。人が集まってきて 食事をするのが好きだった母は 気候の良い この日に知人や親戚を呼んで 私の誕生会と称して 食事会をしていました。音信が途絶えて久しい、同じ年の従妹と手を繋いで 写った集合写真の庭にも きっと名残の椿が咲いていた筈です。

 数ある花の中でも、トップスリーに入る位の好きな花は 椿です。岡山に住む事になって40年、庭に十数種の 大小の椿の木を植えてきました。12月頃から蕾をつけ始め、次々と花を咲かせてきました。いよいよ、今年の椿とも お別れ、 多種生けや 一種生けをして 終わりに近い椿の春を 楽しみました。

 花材 ・椿 五種 
 花器 ・創作ガラス 花器





 花材 ・玉の浦
 花器 ・掛け花用 籠 (銘・奴)



 花材 ・椿 二種
 花器 ・益子焼 花瓶

コメント

1404- 行く春

2014-04-12 | 生け花
 春は,新しい事が始まる時で、人にも 多くの出会いや別れがあります。私が、この世に生を受けたのも春です。父母や、姉に別れを告げたのも春でした。桜は、時期を過ぎ 「 春の別れは、藤つつじ 人の別れは ただ涙・・ 」 と言われるように 季節の主役の 移り変わりを感じる頃です。

 花材 ・利休梅 ・宿根スイートピー ・鳴子ラン
 花器 ・ガラス花器



 白い花が 可憐な到来物の葉ワサピ
コメント