寒さも、少し和らぎ 肩の力も少し抜けた感じです。
「冬来りなば・・・・」 早く 輝く春の光を浴びたい!! 雪柳の小さな薄緑色の芽が 叫んでいる様です。
花材 ・雪やなぎ ・かすみ草 ・ノーブルリリー ・曙つばき
花器 ・ガラス器
昨日はバレンタインデー、近くのスーパーにも特別コーナーがあり 趣向を凝らしたチョコレートが売られていました。今年の旦那さまへのプレゼントは、花よりダンゴの逆で ハワイアングッズの店で見つけた チュコレート色のグラマーで 小さなフィギュアにしました。
車のダツシュボードの上に置くと振動で 悩ましくフラを踊ります。まだ寒い今日この頃、南の島の爽やかで 暖かい風を届けられたと思います。
花材 ・バラ ・ガーベラ ・ひとつ葉 ・かすみ草
花器 ・ガラス器
立春を待ちかねて毎年、お雛さまを飾りますが 今年は寒さが厳しくて お雛さまには今少し休んでもらおうと やっと、少し寒さも緩んだ昨日 飾りました。
60歳の時、妹からお祝いにもらった 陶器の小振りのものですが いつもの様に 飾ってみると優しい気分になりました。
花材 ・こでまり ・猫やなぎ ・アルストロメリヤ ・フリージャ
花器 ・ガラス花器2個
この2,3日、日本列島は 今年一番の寒波に見舞われています。
北国の雪の様子が報じられ、まだこの冬 積雪を見ない岡山の寒さは 我慢の限界内でしょう。
まだ春の気配のない北国の大地にも、その重い雪の下に 春の準備をしている花や木々が 息をひそめて力を蓄えている筈です。
花材 ・コデマリ ・猫やなぎ ・水仙 ・かすみ草 ・枝垂桑(銀色着色)
花器 ・信楽変形花器
江戸小紋を愛していた人が亡くなりました。その方とは、私が20歳位からのお付き合いで 先に亡くなられた ご主人共々東京の下町で生まれ、育った江戸っ子でした。あらゆる伝統芸や、下町の芸事に通じた方々だったので 博多から上京したばかりの若い私に 江戸の粋な文化、雑学、生活、そして人生についても教えてくださいました。
十数年前から奥さまも病を得て、それまで愛用されていた20枚近い江戸小紋を「生前形見分け」と言って贈ってくださいました。小柄だった彼女の寸法を、すべて 私の身の丈に仕立て直して 大切にしています。
どれも、とても粋なもので袖を通す時 彼女のスラリとしたそして凛とした着こなしに あやかりたいと懐かしく 思い出します。「90歳で亡くなりました」と言う息子さんからの手紙を読みながら、いろいろな彼女との思い出が巡って 長いお付き合いだったと 月日の流れを感じます。
ご冥福をお祈りいたします。
花材 ・コデマリ ・ノーブルリリー ・フリージァ ・アルストロメリア
花器 ・砥部焼 青白壺