昨日は冬至でした。
小春日和に誘われて、庭に出ると 数種のツバキが蕾を膨らませていました。
夜は、お風呂に柚子を浮かべて その香りを楽しみながら 昔の人の日常は ちょっとしたアイデアと工夫で 情緒あふれる生活だったと思いました。
あいにく、カボチャの献立はありませんでしたがリンゴ・ミカン・柿などの旬の果物でビタミン補給をしました。
春に向けて、今日からは少しづつ日が長くなると思うとホットします。
花材 ・椿二種 ・青もじ
花器 ・砥部焼 舟徳利
歳を重ねてくると、「今年で、年賀状を中止とさせて頂きます」と便りを頂くことがあります。
人それぞれの考えですから、それもありとも思いますが 私は数が少なくなってきてもペンを持てるうちは 書き続けたいと思っています。
今年も、七十数枚の年賀状を書き終え投函しました。
ポストの底に、重量感のある音が響いて 今年も終わりに近くなったなと 実感しました。
恩師をはじめ、年賀状だけの繋がりの人や 中学生の頃の旧友 今年知り合いとなった人々 いろんな人々へ今年も年賀状の糸が繋がりました。
花材 ・南天 ・お多福南天 ・シンビジウム二種
花器 ・乳白色ガラス花瓶
今年の四月頃から、ドライアイに続いて歯の具合も悪くなり やがて眼に炎症が起きて 治療に明け暮れる一年となりました。
ここ数年、内科的な病も無く頗る 元気に過ごしていた私としては 複数の病院通いは「時間・気分的なもの・経済的に」何をするにも気分が晴れない日々でした。
12月に入って、やっといろいろな事が収まり 静かな年末を過ごしています。
岡山・神戸の眼科・歯科 計4名の先生方には感謝です。
来る年は 健康に留意して 過ごしたいと思います。
花材 ・シンビジウム ・デンファーレ ・ユリ ・オオニソガラム ・一ッ葉 ・ビナンカズラの実
花器 ・津軽ビードロ花瓶
晴れた日曜日、県北の道の駅に お正月用品の買い物に出かけました。
53号線沿いに流れる 旭川の清流は、冬の柔らかな日差しに映えて 長閑に流れています。
道の駅には、お正月用品が沢山並べられて 大勢の家族連れで賑わっていました。
お目当ての根菜や、お正月飾り、お餅、漬物用の白菜など満足できる 買い物も出来ました。
立ち寄った温泉では、レストランの豆乳鍋と柔らかいお湯の泉質で すっかり温まり大きな夕陽を見ながら帰路につきました。
花材 ・葉ラン ・南天 ・黄すかし百合 ・鉄砲ユリ ・オオニソガラム
花器 ・備前焼 壺
今年も清水寺の貫主さんが、大筆で揮毫された 「北」の一文字。如何にも冷たく堂々としていました。
今まで、「北」の一文字から連想する事柄は 寂しくてもその寂しさを少し楽しんでいる行動とか、雪の原野の中にロマンチックなものを感じさせる風景とか、歌や詩でも失恋の後に向かうのは北国、心温まる物語「北国から」、私たちが毎年心待ちする 桜前線の北上など「北」は好ましい漢字でしたが この度の「北」はマイナス感情しか浮かばない 淋しい字です。
来年の漢字が、世相を反映し心温まる字になることを祈ります。
花材 ・ミツマタ ・白百合 ・黄色スカシユリ ・オオニソガラム ・トルコ桔梗
花器 ・ガラス花器二個