一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1712- 冬 至

2017-12-23 | 生け花
 昨日は冬至でした。
小春日和に誘われて、庭に出ると 数種のツバキが蕾を膨らませていました。
 夜は、お風呂に柚子を浮かべて その香りを楽しみながら 昔の人の日常は ちょっとしたアイデアと工夫で 情緒あふれる生活だったと思いました。
あいにく、カボチャの献立はありませんでしたがリンゴ・ミカン・柿などの旬の果物でビタミン補給をしました。
 春に向けて、今日からは少しづつ日が長くなると思うとホットします。

 花材 ・椿二種 ・青もじ 
 花器 ・砥部焼 舟徳利

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1712-年賀状を書く

2017-12-21 | 生け花
 歳を重ねてくると、「今年で、年賀状を中止とさせて頂きます」と便りを頂くことがあります。
人それぞれの考えですから、それもありとも思いますが 私は数が少なくなってきてもペンを持てるうちは 書き続けたいと思っています。
 今年も、七十数枚の年賀状を書き終え投函しました。
ポストの底に、重量感のある音が響いて 今年も終わりに近くなったなと 実感しました。
 恩師をはじめ、年賀状だけの繋がりの人や 中学生の頃の旧友 今年知り合いとなった人々 いろんな人々へ今年も年賀状の糸が繋がりました。

 花材 ・南天 ・お多福南天 ・シンビジウム二種
 花器 ・乳白色ガラス花瓶

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1712- 今年の一字は「治」

2017-12-20 | 生け花
 今年の四月頃から、ドライアイに続いて歯の具合も悪くなり やがて眼に炎症が起きて 治療に明け暮れる一年となりました。
ここ数年、内科的な病も無く頗る 元気に過ごしていた私としては 複数の病院通いは「時間・気分的なもの・経済的に」何をするにも気分が晴れない日々でした。
 12月に入って、やっといろいろな事が収まり 静かな年末を過ごしています。
岡山・神戸の眼科・歯科 計4名の先生方には感謝です。
 来る年は 健康に留意して 過ごしたいと思います。

 花材 ・シンビジウム ・デンファーレ ・ユリ ・オオニソガラム ・一ッ葉 ・ビナンカズラの実
 花器 ・津軽ビードロ花瓶

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1712- 迎春準備

2017-12-18 | 生け花
 晴れた日曜日、県北の道の駅に お正月用品の買い物に出かけました。
53号線沿いに流れる 旭川の清流は、冬の柔らかな日差しに映えて 長閑に流れています。

 道の駅には、お正月用品が沢山並べられて 大勢の家族連れで賑わっていました。
お目当ての根菜や、お正月飾り、お餅、漬物用の白菜など満足できる 買い物も出来ました。
 立ち寄った温泉では、レストランの豆乳鍋と柔らかいお湯の泉質で すっかり温まり大きな夕陽を見ながら帰路につきました。

 花材 ・葉ラン ・南天 ・黄すかし百合 ・鉄砲ユリ ・オオニソガラム
 花器 ・備前焼 壺



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1712- 「北」の一文字

2017-12-16 | 生け花
 今年も清水寺の貫主さんが、大筆で揮毫された 「北」の一文字。如何にも冷たく堂々としていました。
今まで、「北」の一文字から連想する事柄は 寂しくてもその寂しさを少し楽しんでいる行動とか、雪の原野の中にロマンチックなものを感じさせる風景とか、歌や詩でも失恋の後に向かうのは北国、心温まる物語「北国から」、私たちが毎年心待ちする 桜前線の北上など「北」は好ましい漢字でしたが この度の「北」はマイナス感情しか浮かばない 淋しい字です。
 来年の漢字が、世相を反映し心温まる字になることを祈ります。

 花材 ・ミツマタ ・白百合 ・黄色スカシユリ ・オオニソガラム ・トルコ桔梗
 花器 ・ガラス花器二個

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