一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1811- 庭の紅葉

2018-11-14 | 生け花
 庭のいろいろな木が紅葉しました。その彩度や明度の違いや グラデーションは到底 人工的には作り出せない美しさです。
毎年、晩秋から初冬に 繰り広げられてきた 自然のエンターティメントでしょう。

 花材 ・スプレー菊 ・ストック ・小菊 ・雪柳 ・コルダータ
 花器 ・ガラス花器














1811- 熊野の筆

2018-11-13 | 生け花

 熊野に住む友人から、書道用の筆が三本送られてきました。
小中学生のころ、書道を習っていた時以来 大筆をしみじみと眺めるのは久しぶり。
 最近、故郷に移り住んだ友人が 幼友達と会って彼女が立派な筆司になっていたのが 嬉しかったのでしょう。この筆を使って、私が書を書くとは思いませんが 一本一本の筆に関する材料や 書き心地の説明書きや 形や色 竹の部分の美しさに 充分満足しています。

 筆は、文字・絵 ・工芸において日本の伝統文化を支えてきたものです。筆の存在無くしては日本の伝統文化の伝承は無かったと思います。
この筆を使って「水茎の跡も麗しく・・」 筆を滑らす事が出来たら気持ち良いでしょうね。
 今は書道よりも、女性の化粧筆として 海外にも人気のようです。

 花材 ・白つばき ・南天の実
 花器 ・備前緋田襷 創作花器






1811- 心温まる 贈り物

2018-11-10 | 生け花
 近所に住む方からの、香り高い菊の花の贈り物。
自宅の庭で咲かせた、ピンクと白の菊を束ねて 持ってきて下さいました。
 その、優しい色の配色を見ていると 彼女のご家庭の暖かい雰囲気が 伝わってくるようです。
 ご自身もお母様を大切にされ 現在はお子様 お孫さんに恵まれて賑やかに明るく生活をされています。その幸せを、お裾分け頂いたような気分になりました、ありがとうございました。

 花材 ・ピンク白スプレー菊 ・雪柳 ・コルダータ
 花器 ・民芸葡萄蔓 手提げ籠


1811- 立 冬

2018-11-08 | 生け花
 立冬を迎えました。日中は小春日和で、柔らかい日差しについ 居眠りがでそうな 静かな昼下がり。
仕事の途中に、立ち寄ってくれた若い友人が アレンジした花のプレゼントは 晩秋の色どりでした。
 十日振りに戻った、岡山の家の庭は秋草が 季節の移ろいを惜しむかのように 静かに晩秋の宴を楽しんでいます。

 花材 ・南天 ・雪柳 ・ストック ・桔梗ラン ・コルダータ(紅色の葉)
 花器 ・有田焼 青磁壺












1811- 器と料理の饗宴

2018-11-05 | 生け花
 馬川晴美先生の器と「神戸たむら」の料理の饗宴がポートピア・ホテルで開催されました。
岡山からの若い友人と、妹と私たち夫婦で出かけました。

 前菜から始まって、馬川先生の器に盛られた視覚も味覚も 充分に満足する料理が出されてきます。
料理長の料理の説明、馬川先生の器に関するお話が 味にますます深みを加えます。
 美味しい、灘の清酒に皆心もほぐれ 馬川先生と神戸たむらの料理を愛する人たちで 長い秋の夜は大いに盛り上がりました。
日本料理は、世界に誇る伝統文化だと改めて思いました。

花材 ・菊 ・小菊 ・千日紅
花器 ・九谷焼 市松模様 花器 (長谷川紀代作)