一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1902- さよなら スポーツクラブ

2019-02-23 | 生け花
 諸事情により、長年通ったスポーツクラブを退会することにしました。
夫が50代から水泳を、私が60代から水泳と数年前からフラダンス教室を 健康増進を目的に楽しみながら通いました。
 お陰で二人とも、大した病気も無くそろそろ80代を迎えようとしています。

 最後のレッスンの時、フラダンスの先生が「アロハ・オエ」を流してくれて全員で踊った時は 楽しかったことを思い出し 少しオセンチになりました。
 フロアーを素足で踏む、フラダンスの感覚や プールの水の気持ち良い刺激を最後にして みなさんにお別れを告げました。
永い間ありがとう・・そして、さようなら。
 
 花材 ・シンビジウム ・カスミ草 ・一ッ葉 ・点景物 レイ
 花器 ・ブルーガラス・ボール





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1902- 梅ほころぶ

2019-02-20 | 生け花
 昨夜からの春雨に、庭の梅が数輪ほころびました。薄いピンクを帯びた梅の花は、蕾の時はかなりピンクの濃い色をしていて 暖かい雨でぬれた黒い幹の青白いコケとの対比は ぃっそう凛として 艶めきを放っています。
 先日、梅ケ枝餅を友人と お茶の友としておしゃべりを楽しみましたが このお餅は 私にとってとても懐かしいスイーツです。
小中高校を博多で過ごした私にとって、大宰府天満宮は 何かにつけて訪れた場所です。お正月の初詣、七夕揮毫会、写生大会、受験の際の合格祈願、そして小学校の担任の先生実家は 天満宮の近くにありました。
 梅ケ枝餅はお参りに行く時、必ず食べていました。赤い毛氈の敷かれた縁台で食べる 焼きたてのお餅は 香ばしくてとても美味でした。

 近年は、現地に行かなくても 冷凍されたものが日本中に出回っていて 先ずレンジで温めたものを こんがりと表面に焦げ目をつけると昔 天満宮で食べていたものを遜色なく味わうことが出来ます。
 保存と流通の発達した今、飛梅ならぬ 飛び梅ケ枝餅ですね。

 花材 ・梅の枝 ・シャガ 
 花器 ・青磁 掛け花器





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1902- 梅ケ枝餅

2019-02-19 | 生け花
 三か月近く、背骨を骨折して療養中だった 近くに住む友人が杖を頼ることもなく 歩けるようになって我が家を訪問してくれました。
近くなら、車の運転もできるとの事。そろそろ高齢者の仲間入りの、彼女の回復力にびっくり。
 歩行できるようになったら、お勧めしようと思っていたスポーツ・クラブでのリハビリ運動 (水泳や太極拳)も既に入会して 水中ウォークをしているとの事。
 彼女の賢明な考えや行動力に、回復の速さの秘密を知りました。
彼女が我が家に来られるようになった時に、ご馳走しようと思い冷凍保存中の「梅ケ枝餅」で楽しくお茶をしました。(彼女は餡子のものが大好物です)
 お大事に・・。

 花材 ・シンビジウム ・お多福南天 ・葉つばき ・カスミ層
 花器 ・すり鉢型 水盤

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1902- 春を呼ぶ炎

2019-02-17 | 生け花
 日本三大名園と言われている後楽園で、春を迎えるための恒例行事 庭の芝焼が行われました。
芝生を這う炎、たなびく黒煙、園内の冬の眠りを一気に 醒ますかの様です。

 昨夜は、奇祭と言われる西大寺観音院の裸祭りが 行われました。
香を炊きしめた宝木を巡って 鍛え上げられた裸の男たちの大争奪戦が繰り広げられたようです。
 この祭りが終わると、備前の地に春が訪れると言われています。
寒さに、首をすくめている内に直ぐそこまで春は来ている様です。

 花材 ・モモ・万作 ・お多福南天 ・シンビジウム
 花器 ・有田焼 青磁壺

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1902- 春浅き 旭川

2019-02-15 | 生け花
 旭川沿いの温泉に出かけました。川沿いを走る53号線から見る 山々は空気の冷たさからは想像できない位 薄いピンクかかっていて 木々が芽吹きを迎えているのが判ります。
 川の水量は、とても少なく川床の石がゴロゴロと頭を出し その間をキラキラと光を放った清流が かなりの速さで流れています。
温泉ですっかり温まった体には、とても爽やかに活気に満ちた 早春の風景に思えました。
 間もなく上流の雪解け水で川幅いっぱいの ゆったりとした流れとなるのでしょう。

 花材 ・こおり柳 ・葉つばき ・シンビジウム
 花器 ・宗像窯 にしん鉢

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