一花一葉  NewTraditonal IKEBANA 

徒然なるままに・・季節の植物に 心を遊ばせて

1909- 彼 岸

2019-09-23 | 生け花
 彼岸の前日から台風の影響で、全国的に荒天の連休となりました。
台風15号の復旧も終わらぬうち、次の17号が九州地方中心に 大きな被害の爪痕を残して行きました。
 一日も早い復旧を 祈ります。

妹が焼いた、アンパンを彼岸団子に見立てて お供えし 静かに故人を偲びました。


 花材 ・菊 ・百合 ・吾亦紅 ・リンドウ ・女郎花 ・小菊
 花器 ・青磁 壺



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1909- 敬老の日に 想うこと

2019-09-19 | 生け花
 私たち夫婦も もう直ぐ80歳に手が届く頃となり「後期高齢者」と言われることに抵抗も薄くなりました。
敬老の日の紅白饅頭を 口にしながら 改めて歳を重ねることについて あれこれと考えました。

 この国には、沢山の誇れる伝統文化や 文明があります。私もその一隅で長年 生け花や医療体術と言われる太極拳(日本で始められ60年以上経ち、日本のスポーツ文化の一つと考えても良いと思います} を学び、次へと伝えてきました。ここで痛感している事は、時代の流れに逆らっては 伝統文化は伝えていけないと言う事です。
 伝統文化には、秘伝と言われる部分があり それは指導者の許しを受けて伝えられ 先輩の背中を見て学んできました。今のスピード重視、情報の溢れる時代にはこのような伝え方ではついてくる人も 少ないと思います。

 伝える側は生け花に例にとるならば 理論的なこと「水揚げ、花材の扱い方、止め方の技術など」と芸術的な感覚を磨くこと。生け花をすることの精神的な意味などを理解し易く 次世代に伝えて行くことだと思います。
 一方で受ける側の人達は、今はインターネットで調べれば 理論や方法は簡単に手に入れられる時代ですが それを積み上げ 現代の文化を築いてきた先人り功績に 想いを巡らせて欲しいと思います。
 最初に 井戸を掘った人への感謝とその水を枯れさせない努力を 次へ繋いで欲しいと思います。

私が、半世紀を費やした二つの文化は 次に伝えられて行く手応えを感じながら 感謝に堪えません。

 花材 ・大輪菊 ・小菊 ・吾亦紅 ・石化エニシダ
 花器 ・九谷焼 市松模様 花瓶





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1909- 結 実

2019-09-17 | 生け花
 厳しい夏を凌いだ植物が 結実の時を迎えています。
公園の木々の実が本格的な秋の訪れを告げています。
 食品としての 栗の実は夏の間 解放して熱を発散させていた 私たちの体を引き締め 寒さに向かうための準備をしてくれるとのこと。

 花材 ・リンドウ ・百合
 花器 ・掛け花器



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1909- 虫の音

2019-09-16 | 生け花
 洪水の様に沸き上がっていた蝉の声も 何時しか消えて道端の叢からは 数種類の虫の音が 聴かれる様になりました。
夏の間、あまり意欲の湧かなかった 読みさしの本を そろそろ又 読み始めましょうか。

 花材 ・山午房 ・リンドウ ・菊 
 花器 ・フルー 鉢



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1909- 山里の便り

2019-09-15 | 生け花
 少し涼しくなったので、元町の野菜マルシェに出掛けました。
野菜もさることながら、店頭に置かれた大量の切り花は 野菜と共に運んでこられた 山里の香り一杯のものでした。
 
 時々の残暑に悩まされながらも、秋の訪れを感じます。

 花材 ・栗 ・ケイトウ ・山午房 ・石化エニシダ
 花器 ・備前焼 壺

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