京都・旅の雑ノート 物価の高さと、清水寺に潜む闇

2021年06月14日 | 海外旅行

 京都に行って、ずいぶんとなつかしい気持ちになった。

 ということで前回(→こちら)から昔、京都に遊んだ写真を紹介しているが、せっかくなのでベタな観光写真も見てみたい。

 たとえば清水寺とか。

 

 

 清水さんに襲い来る、グリーン・マタンゴの大群。

 

 

 このときは、なんせゴールデンウィークに訪れたので、とにかくがすごかった。

 それこそ3密なんてもんじゃなく、御堂筋線くらいの混雑ぶり。

 自分のことを棚に上げて、


 「どんだけ人おんねん!」


 なんて、つっこみまくりで、まったくシーズン中観光地を訪れると、は多いし、宿なども観光地プライスになって大変である。

 ただ、今の状況を思うと、これもなつかしいというか、早く元通りの活気ある世界に戻ってほしいとか思うわけだから、人間なんて勝手なものであるなあ。

 

 

 混雑にまぎれ、命を吸うカメラで対岸のターゲットをねらう、ロシアの女スナイパー

 

  

 また、京都といえば思い出すのが、物価の高さ。

 観光地のソフトクリームとかが、ボッタクリ値段なのは多少はしょうがないにしても、市井のものというか、ふつうにある食堂とかが、うっすら高いのには困らされた。

 それこそ、こないだのタカオカ君と町ブラしたとき、夜はお好み焼き屋に入ったのだが、これがなかなか。

 具体的な値段は忘れてしまったが、ウチの地元の1,5倍くらいのイメージ。


 「こんな値段、大阪やったら3日でつぶれてる!」


 さけびたくなるような、おそるべき数字が並んでいるのだ。

 しかもこれが、観光地のド真ん中とかではなく、そこいらにある店なのだから、もう恐れ入るしかなかった。

 また、タカオカ君は地元民ということで慣れているのか、


 「ここ、焼きそばもイケるよ。あ、モダン焼きがいい?」


 なんて、気にせずバンバン注文するもんだから、こっちは背中に汗かきまくりである。この、ブルジョアめ!

 

 

 

 清水寺防衛のため、カタパルトに待機する新型のモビルスーツ

 

 

 

 まあ、の方はさすがというか、どれもおいしかったんだけど、それにしても財布には痛かった。

 よく大阪が「の街」なんて言われて、地元民としては、


 「大阪のメシって、そんなにウマいかなあ?」


 そこが疑問だったんだけど、他府県から大阪に来た人によると、


 「大阪はね、グルメっていうよりも、安い値段でそこそこの味が期待できるってところが、いいんだよね」


 なるほど。都会も田舎も、たいてい


 「うまいが高い

 「安いけどマズイ


 二極化されるケースが多く、大きな街だと「アタリハズレ」も激しいと。

 それとくらべると、大阪は「値段も味も、そこそこ」が保証されており、気楽には入れるのがいいと。

 たしかに大阪は、良くも悪くも「気取らなくていい」なところだから、そこがいいところかもなあ。

 もっとも、「気取りたい」人には少々住みにくいかもしれず(めっちゃイジられたりするから)、そのへん向き不向きはあるよう。

 なんて、京都の「おいしいけど高い」ゴハンをいただきながら、そのカルチャーギャップを楽しんだのであった。

 

 (古本市編に続く→こちら

 

コメント
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