モテないわけじゃないのに、彼氏彼女がいない人と 「好み」「好まれる」の不一致

2022年01月20日 | モテ活
 「モテないわけではないのに、彼氏や彼女がいない人」
 
 
 というのが、なぜか存在する。
 
 「モテ問題」というのは、どうしても「ねたみひがみ」の要素が入ってくるため、ともすると
 
 
 「結局、女なんて、みんなイケメンがいいんでしょ?」
 
 「胸が大きければ、男は簡単に鼻の下のばしちゃってさ。バッカみたい」
 
 
 みたいな「結局は論」になりがちだが、もちろんのこと、そんな単純なものではない。
 
 クズみたいな男がモテモテだったり、不美人でもカッコイイ彼氏がいたり、中にはスペックは高いけど
 
 
「異性や恋愛にあんまし興味がない」
 
 
 から、ひとりで平気という人もいたりする。
 
 かくのごとく「モテ」とはなかなかに法則化しにくく複雑怪奇であるが、中でも不思議なのが、冒頭に書いたような人々のこと。
 
 まわりを見てると、結構いるんですよね。
 
 見た目は悪くない、性格もいい。
 
 大人の場合だと経済力もそれなりにあって、これといった欠点がないのに彼氏や彼女がいなくて、本人もさることながら周りの友人たちが、
 
 
 「おかしいなあ。なんで、こいつに彼女(彼氏)がいてへんねやろう」
 
 
 首をかしげたくなる人が。
 
 そこで、あれこれと考えてみたり、友人知人を観察したり、聞き取り調査を行った結果、ひとつの仮説に至ることとなった。
 
 それというのが、
 
 
 「自分が好きになるタイプと、好きになられるタイプの不一致
 
 
 これではないかと。
 
 恋愛というのは、基本として男女が、おたがいに相手のことを「好き」になり合って成立する。
 
 もちろん、そこには打算妥協もからんでこようが、原則として両者が相手に好意をもって、それが縁あってリンクしたときに「恋人」誕生ということになるわけだ。
 
 ここでポイントなのは、恋愛とは片方の「好き」はあっても、もう片方の「好き」がなければ成立しないこと。
 
 このズレこそが、「スペックは悪くないのに」問題のキモとなる。
 
 あくまで私の見立てだが、こういう人は単にモテない場合もあるが、それ以外に、
 
 
 「自分を好きになってくれる異性にピンとこない」
 
 
 といったケースが、ままあるのだ。
 
 逆に「さほどでもないのに、恋人が途絶えない」チームは、「自分を好きになってくれる人」の気持ちに敏感だ。
 
 だから、すぐにそれに乗っかってが生まれる。
 
 というと、
 
 
 「それって、要するに『選り好み』してんじゃないの? 高望みはダメだって、多少は妥協しなきゃ」
 
 
 などとアドバイスを送る、読者諸兄もおられるかもしれないが、そこである。
 
 その考え方が、ややポイントをはずしているからこそ、この問題が難しくなっているのではあるまいか。
 
 私も当初は、
 
 
 「まあ、選ぶからなんかなあ」
 
 
 と単純に考えていて、まあそれ自体は間違ってはいないのだろうけど、話を聞いていると、これは決して「選り好み」ではない。
 
 その証拠に「スペックは悪くないのに」チームの面々が
 
 
 「あの人がいいのに振り向いてくれない」
 
 
 という相手が、かならずしも美人イケメンとは限らないのだ。
 
 いやそれどころか、
 
 
 「あれ、あいつ別に、顔がいいわけじゃないけど」
 
 「キミやったら、もっと上をねらえるんちゃう?」
 
 
 みたいな人だったりする。
 
 つまりそこには、「独自性」「多様性」が感じられるわけで、特にそこに「高望み」が感じられないことも多々。
 
 なのに、なぜそこで「カップル成立」とならないのか。
 
 
 それは、たとえば「イケメン」「美人」なら、「見た目にこだわらない人」を好きになってしまう。
 
 「明るい人気者」なら「おとなしい子と、まったりしたい人」に好意を持つ。
 
 「さわやかスポーツマン」なら「パートナーとクリエイティブな話をしたい文化系女子」とお近づきになりたい。
 
 
 などといった、どう考えても振りむいてもらいにくい、「相性の悪い」相手を好んでしまうことが、あるからなのだ。
 
 
 (続く→こちら
 
 
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