ChatGPTの話題で、世間は持ちきりである。
AIと会話するだけで、仕事や生活、趣味のサポートやアドバイスをいただけるというスーパーアイテム。
ただし、私の場合はこのブログの将棋ネタ探しに使いたかったが、藤井猛九段が「史上最年少四冠王」を達成していたり、加藤一二三九段の本名が「いちぞう」だったりと、私の知っている将棋界かなり違う情報が提示されて困惑している。
佐藤康光九段は「2006年に引退」し、森内俊之九段は2005年には《将棋におけるデジタル技術の研究》により、文部科学大臣賞を受賞。
永瀬拓矢王座の棋風は「攻めに特化」し、豊島将之九段は最多優勝記録でギネスに載って、中村太地七段は1997年、インターネット将棋サイト「81Dojo」を創設。
中原誠十六世名人のデビュー年は1993年だし、木村義雄十四世名人は2020年まで現役で「梅見山流(うめみやまりゅう)」と自称していたり。
升田幸三九段は「現在は竜王戦・王位戦の審判員を務め」ているらしく、どうやら、現在の将棋界は藤井聡太と羽生善治に大山康晴、中原誠、木村義雄らが混じって戦う『パワプロ』のような世界らしい。
またどこかでネタにしようとして、調べ物がめんどくさくて挫折した「陣屋事件」については、
この事件は、将棋界における林裕光九段の師匠であった陣屋洋一九段が、自身の弟子たちに対して暴力を振るっていたことが原因となっています。
だれの話?
ちなみに陣屋洋一とは、
元弁護士で、欅坂46の楽曲まで手がける才人だった!
しかもデビューして5年とは、まだまだ若手ではないか。それが弟子たちに暴力とは、波乱万丈すぎる人生である。
おもしろすぎるが、ではなぜ私の知っている将棋界と、AIのはじき出す「本当の将棋界」にこれほどの乖離があるというのか。
まさに「胡蝶の夢」というか量子論的世界であり、わけがわからない。
この世界はすべて、作られたバーチャル世界なのかもしれない。『マトリックス』か『レディ・プレイヤー1』。
……なんて遊んでいると、いくらでもおもしろそうな話が出てくるわけで、スーパーAIもまだ将棋界については苦手だったというお話でした、チャンチャン。
(ChatGPTに棋士のニックネームを訊いてみた編に続く)