YouTubeでテニスを見ているとキリがない。
私はテニスファンだが、最近の悩みはなかなか観る時間が取れないこと。
昨今、錦織圭選手のおかげで、テレビでオーストラリアン・オープンやマスターズ1000にくわえて、ATP500の大会まで見られるようになった。
これはこれでありがたいが、本は読みたいし、映画は観たいし、将棋も観たいし、自転車ロードレースも観たいし、ラジオは聴きたいしで、なかなかそちらまで手が回らない。
対策として、これまで散々見た「ビッグ3」や、スタン・ワウリンカ、ミロシュ・ラオニッチといった有名どころなどを泣く泣くカット。
その代わりに、女子選手や、伸び盛りの若手、なかなか見られない渋い中堅どころの試合(クライノビッチ対カレーニョ=ブスタとか)を優先しているわけだが、ときには
ノバク・ジョコビッチ対キャスパー・ルード
みたいなカードがあって、観るべきかスルーすべきか悩むことになるのだ(ノバクはいいとしてもキャスパーのテニスが見たい)。
しかも、今ではそこにYouTubeにアップされているテニス動画がおもしろく、ますますレコーダーにはテニスの試合がたまっていくのだ。
とりあえず、ローマとハンブルク、サンクトペテルブルグ、ウィーンのルブレフ3連チャンにローラン・ギャロス決勝までは消化したけど、あとは知らん。
オーストラリアン・オープンもはじまるのに、去年の全日本にパリインドアに、ATPファイナルも未見だ。どうしたものか。
でも、つい見てしまうYouTubeのテニス動画。
特に、なかなか見られない昔のヴィンテージマッチや、練習風景なんかがいいんだよなあ。
10分くらいにまとめてるから、電車の中とか、サボ……ちょっとした空き時間で見られるのもいいし。
で、今回見たのが、まずアメリカのカレッジテニス(→こちら)。
かつてはジョン・マッケンロー、最近ではジョン・イズナーを輩出した大学テニスは、かなりのレベルと聞いていたけど、たしかにすごい。
以前、『スマッシュ』誌で「海外にテニス留学するには」みたいな連載があって、そこで紹介されていたアメリカのカレッジテニスのシステムはすこぶる興味深く、もし自分に子供がいたら、行かせてもいいなあとか思ったもの(お金はないけどネ)。
日本だと、そもそも中学に軟式しかなかったり、「高校テニス」「大学テニス」が独特の進化を遂げていることもあって、世界に出ていくのに、うまく機能していないという話も聞く。
一時期あった
「海外経験のあるやつはインターハイとかに出たらダメ」
とかいう、気持ちはわからんくもないけど、なんだか偏狭なルールとか、大学に進学すると、ほとんどプロへの道を断念しなければならない現実とか、いろいろと改善点はあるそう。
簡単ではないんでしょうけど、少しでも才能と熱意のある若者のため、いい方に転がってほしいものだ。
ということで、他にもジュニアの映像をいろいろ。
ステファノス・チチパスのジュニア時代の試合とか(→こちら)。
ニック・キリオスが大阪のスーパージュニアで優勝したときの試合とか(→こちら)
テイラー・フリッツとアンドレイ・ルブレフの試合とか(→こちら)
チェコで行われたジュニアの大会とか(→こちら)
大阪は靭公園で開催される、世界スーパージュニアテニス選手権になじみがあるので、ジュニアの試合を見るのは好きなんだけど、おとなしい子、気の強い子、生意気な子といろいろだ。
ニックはずいぶんと、ゆるーくプレイしているように見えるね。テイラーはこのころから大人っぽいけど、アンドレイはかわいいなあ。
このころの彼ら彼女らは、どんな未来像を描いていたんだろう。
みんなそれぞれに活躍してるけど、ニックはちょっと心配だ。
根はいいヤツっぽいから、なんとかうまく折り合いをつけて、テニスもがんばってほしいけど……。