７月の料理教室「初夏の食養生」

料理教室の告知をするのをすっかり忘れて・・・

ご報告するのもすっかり遅れてしまいましたが 

７月の料理教室は大変多くの方々に参加頂き、ほぼ一週間ぶっ続けでの開催となりました。

 

当日使う食材は、、ほとんどがｍｙ畑から収穫してきたもの。

手前のいびつなトマトは『ロッソロッソ』という加熱調理用のトマト。

時計回りに左が生食用のトマト、

オレンジ色で球形のものは生食用のかぼちゃ「コリンキー」

太い緑のものと黄色く長いのは「ズッキーニ」。

そして縞々のキュウリに似たものは「マッチャンカボチャ」。

今年は雨が少なくって、天気のいい日も続いたので

とにかく夏野菜の成長が速いんですね。

 

 食後のデザートを頂くときに一緒に飲むハーブティー用のハーブも庭から収穫をして

 麻糸で結んで、日陰干しをしておきます。

今回使うハーブは、スペアミント、レモングラス、レモンバーベナ、レモンバームの４種類

ミントとレモン系のハーブの組み合わせはとっても爽やかで美味しいハーブティが

出来るんですね。

 

 

 今月作ったメニューを紹介しますね。

【鶏もも肉のマスタードクリームステーキ】

とってもボリューム感がありますでしょう。

付け合せの野菜もキッチンガーデンから収穫してきたもので

このお皿には、レタス「ハンサムグリーン」とハツカダイコン「カラフルファイブ」に

朝方庭に咲いていた可憐なツユクサを飾りました。

 

 

 

 夏野菜がたっぷりの「カレースープ風のラタトゥーユ」

スパイスをたっぷり使っているので、夏の疲労回復にはお勧めの一品です。

夏は冷房で体が冷えがちですから、ショウガとニンニクとかリースパイスで体を温めて、

夏野菜でちょびっとクールダウンのこんな一品もいいでしょう。

 

 

 

 

 「トウモロコシのリゾット」

一物全体で、このリゾットにはトウモロコシの実だけでなくトウモロコシの芯もヒゲもすべて使っております。

トウモロコシの芯は、甘みがぎゅっと詰まっていて

虫歯予防のキシリトールがこの芯からとれるんですよ。

トウモロコシのひげは『南蛮毛』ともいわれるほど綺麗な毛ですが

漢方にも使われていて、体のむくみをとってくれるので

梅雨から夏にかけては大変お勧めの食材です。

多分、皆さんトウモロコシの芯もヒゲも捨てているかと思いますが

この捨ててしまいがちなところに、思いがけないほどの薬効があるんですね。

そして、トウモロコシのヒゲをこのリゾットに入れたことで、

まるでヒゲが、ご飯の上に載っているチーズが糸を引いているような感じで

思いがけずとっても面白い一品となりました。

 

そして、サラダ用のカボチャ『コリンキー』を使った 

 「コリンキーの彩りピクルス」

素材のキュウリとニンジンは、半日ほどしっかりと陽に当ててセミドライにしたものですから

ピクルスにしても全く水っぽくなりません。

 

 全体ではこんなかんじにまとめました。

この日のエディップルフラワーはオレンジ色の鮮やかなナスタチュームの花を飾ったようです。

他にはコモンマロウや洋種のツユクサなどのエディップルフラワーも使って

目にも鮮やかな一品を作っていただきました。

 

 

食後には

 「お豆腐で作るチョコレートバナナムース」とハーブティで和やかなひとときを過ごして頂きましたよ。

 

８月のお料理教室は１年に一度のお休みということで

料理教室は９月から再開致します。

皆さん体調管理に気をつけてね

暑い夏を思いっきり満喫して下さい。

 

そうそう、次回はコリンキー君の受難物語について書きたいと思います。