100年前の今日、1912年12月20日に開業した東京駅。
延べ約75万人が約6年の歳月をかけて築き上げた約340mの長さに横たわるその駅舎は、約930万個の煉瓦と約3,500トンの鉄骨により組み上げられ、約1万本の松の杭が地震から守るべく地面から支えあげたそうです。
その100年後の現在、松の杭を一本残らず抜きさって、約350基の最新鋭の免震ダンパーに取って代えつつも、組み上げられた鉄骨は基本的に再利用されているそうです。
全てを棄てて、全てを新たに造るのではなく、守るべきものは守り、より良きものは取り入れる。日本近代建築の先駆者 辰野金吾が描いた日本伝統の朱色に程近い赤煉瓦と西洋伝来の白亜の帯石が織り成す様式の調和を眼にすると、ひとりとして命を落とすことなく保存復元し、その姿を再生したことは、本当に素晴らしいと思います。
初稿 2012/12/20
校正 2021/04/09
写真 東京駅, 1912.
撮影 2012/10/20(東京・丸ノ内)
延べ約75万人が約6年の歳月をかけて築き上げた約340mの長さに横たわるその駅舎は、約930万個の煉瓦と約3,500トンの鉄骨により組み上げられ、約1万本の松の杭が地震から守るべく地面から支えあげたそうです。
その100年後の現在、松の杭を一本残らず抜きさって、約350基の最新鋭の免震ダンパーに取って代えつつも、組み上げられた鉄骨は基本的に再利用されているそうです。
全てを棄てて、全てを新たに造るのではなく、守るべきものは守り、より良きものは取り入れる。日本近代建築の先駆者 辰野金吾が描いた日本伝統の朱色に程近い赤煉瓦と西洋伝来の白亜の帯石が織り成す様式の調和を眼にすると、ひとりとして命を落とすことなく保存復元し、その姿を再生したことは、本当に素晴らしいと思います。
初稿 2012/12/20
校正 2021/04/09
写真 東京駅, 1912.
撮影 2012/10/20(東京・丸ノ内)