読書日和

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野田首相、16日に衆議院を解散すると発言

2012-11-15 20:12:20 | 政治
野田佳彦首相が昨日の国会における自民党の安倍晋三総裁との党首討論の中で、今週末の16日に衆議院を解散すると発言、安倍総裁も「言いましたね?」と野田首相に確認を取り、野田首相も再度明言、これにより衆議院の解散総選挙が確実になりました。
夜には「NHKニュース7」の放送中に「政府・民主 衆院選日程を決定 12月4日公示 16日投票へ」という字幕速報が流れ、その後武田アナウンサーもその旨を報道。
解散総選挙に向けた流れが一気に加速することになりました。
12月16日は東京都知事選の投票日でもあるため、東京都民にとってはダブル選挙になります。

それにしても、8月の初旬に野田首相が「近いうちに国民に信を問う」と発言してから早3ヶ月以上、ようやく解散を明言しました。
昨日のツイッターでは「”近いうち”というのは、3ヶ月と8日のことを指す言葉だということが分かった」という面白いつぶやきをしている人がいました。
そんなに時間が経っていたらとても”近いうち”ではないですね

野田首相が突然解散を打ち出したのには、それなりに理由があります。
まずは上述したように「近いうち」と発言してから3ヶ月以上経っているため、これ以上解散を引き延ばすと「ウソつき」の批判が激化するため。
それと民主党内から公然と野田降ろしの動きが出てきていて、今解散しないとさらに追い込まれるのが目に見えていたため。
時代劇でいう「もはやこれまで」に近い状況になっていました。
なので世論と民主党内の双方から追い込まれて解散するより、党首討論の中で解散を打ち出し、「英断した」という印象を与えたかったのが本音だろうと思います。
これは当然選挙を意識してのことです。
そして民主党内から批判が噴出するのは覚悟の上で、そこは腹を括っていたのだと思います。
昨日は早くも環境大臣を務めた小沢鋭仁議員が民主党を離党して日本維新の会に入るという動きがあり、今日も新たに離党者が山田正彦元農水相をはじめ何人も出たようです。
完全に崩壊状態で、この結果とうとう衆議院での政府与党の議席数が過半数割れをしてしまったようです。
まあこれももはや野田首相的には織り込み済みで、どうせ解散するのだから関係ないと腹を決めているのでしょう。

何はともあれ、これでようやく民主党政権も終わりを迎えることになりそうです。
マニフェストが詐欺だった上に外交も壊滅してしまったし、とんでもない3年間でしたね
日本憲政史上に残る最悪な3年間だったのではないかと思います。
この政権を誕生させるため、2009年夏の衆議院選挙を前に民主党大絶賛の偏向報道の限りを尽くしたマスコミの責任も非常に大きいです。
まずは明日、正式に衆議院が解散されて、全てはそこからですね。
また色々と書きたいと思います。