読書日和

お気に入りの小説やマンガをご紹介。
好きな小説は青春もの。
日々のできごとやフォトギャラリーなどもお届けします。

テレビ朝日が自民党・安倍総裁の経済政策を批判するよう経済学者に強要

2012-11-28 20:21:15 | ウェブ日記



最近ますます不信感が増していくテレビの報道番組。
今度はテレビ朝日が自民党・安倍晋三総裁の経済政策を批判するよう番組に出演した経済学者に強要する事件がありました。

問題の番組はテレビ朝日の「モーニングバード」という番組。
これに出演した経済学者の飯田泰之さんという方が、番組の打ち合わせで自民党・安倍晋三総裁の経済政策に対して「国が破綻する」「ハイパーインフレになる」など否定的な発言をするよう頼まれたことを告白し波紋を呼んでいます。
冒頭の動画がそれを告白した時のネット配信番組です。

この中で飯田氏は「何とかお願いします。何とか財政破綻とハイパーインフレでお願いします」と安倍氏の政策を批判するよう強く頼まれたことを激白しています。
これが「公平な報道」を謳うテレビ番組の実態ですね。。。

この場合問題なのは安倍氏の政策云々ではなくて、それを批判するよう番組出演者に強要するテレビ局の報道姿勢です。
今まで何度も書いていますが、こういった露骨に偏った報道の仕方を「偏向報道」と言います。
もしこの飯田泰之さんという方がテレビ局の要求に応じて、安倍晋三氏の猛批判を展開した場合、番組を見ている視聴者はどう思うでしょうか。
仮に視聴者がネットをしなくてテレビと新聞しか情報源がない場合、「テレビがこれだけ批判しているんだからやっぱり駄目なんだろうなあ…」と意識の中に安倍氏への批判的な見方を刷り込まれてしまう人もいるかと思います。
こういった視聴者の考え方をテレビ局の意図する方向に持っていこうとする「世論操作・世論誘導」が、「偏向報道」の狙いです。

しかし以前「時代のうねり」という記事に書いたように、ネットが発達した今既存マスコミの世論操作・世論誘導は以前のようには効かなくなってきています。
個人がネットからマスコミによって加工されていない生の情報を得て、また情報を発信出来る時代に、既存マスコミが世論誘導をしようとしても偏向報道ぶりがすぐにバレるからです。
ましてこのケースは、テレビ番組に出演した方が番組の打ち合わせで安倍晋三氏の経済政策を批判するように強要されたことをネット配信番組で告白するという前代未聞の事態。
ブログ、ミクシィ、ニコ動、ツイッター、フェイスブック等のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)が飛躍的に発達した今、こういったニュースは瞬く間にネット中に広まります。

今はテレビ、新聞等の既存マスコミとネットが激しく激突している時代です。
既存マスコミが「偏向報道」で世論誘導をしようとしても、ネットがそれを許しません。
個人的に今回の衆議院選挙は政党間の対決のほかに「既存マスコミ対ネット」の対決も大きな焦点になっていると思います。
やはり「時代のうねり」は止まらないと思います。