だからぁ、ポスカってやつで八年間食べてきたんだよ。
そう、だから、その間は人に雇われたりはしていなかったってわけ。
そうだよ、プロの詩人さ。
本業はミュージシャンだって語ってたけどね、実際はポスカに食わせてもらってたって感じだな。
外国にも行かせてもらったんだよ。そうそう、色んな国へ行ったよ。
そうだね、ポスカってやつ・・・
僕はもちろん愛して止まなかったよ。でもね、それ以上に、みんなに愛されて止まない存在だったんだと想うよ。
いまさら何だって?・・・うん、ふと思い出したんだよ・・・そんなことをね。
強い人でありたいと願うと同時に
自分はちっとも強くないということを知る
憧れの存在と共に生きて来た
それは自分自身が出会って来た尊敬すべき人物であったり
それは時に理想の自分であったり
それは時にジョンレノンであったり
道を失いそうな時にはいつも彼らに尋ねた
彼らは決して答えてくれることはなかったけれど
自分が想い描く彼らの存在それ自体が僕が求める答だった
僕はいつも彼らのように在りたいと願い動いた
人生を生きる地図など存在しない
だから僕らは道標を探してそこらじゅうを歩き回る
時には暗闇の中を・・・時には砂漠の中を・・・
時には独りぼっちの夜の中を
泣いてる自分は好きじゃない
僕らは強く在りたいと願う
彼らの存在まで数百マイル
まだ道は険しく遥か遠いのだとしても
近づこうとする意思は失くすまい
近づこうとする努力は怠るまい
しんぐ
みんなで探したポスカは、やっぱり廃盤になっていたよ(笑)。