関口課長物語

うちの会社の課長。きっと、元暴走族だと思う。しかも暴走族の頭を張っていたように思える。かなりとっぽい。そして切れやすい。が、面倒見が良くて、実に良く働く。竹を割ったような爽やかさを持っている。そしてかなりのイケメン。Vシネマの主役くらいなら軽くやれちゃいそうな端正な顔立ち。

もちろん、僕はもうすっかり課長のファンだ。

休憩時間の話。
課長が言う。
やっぱあれだよなぁ、夢のある仕事がしてぇよなぁ。
僕はもう吹き出してしまっている。

やっぱあれだよなぁ、動物園の飼育員とか、夢があるよなぁ？レッサーパンダとかよぉ。可愛いだろう？夢があるよなぁ？なぁ？

それを聞いていた何人かの会話。
レッサーパンダってアライグマ？
いやアライグマじゃないっしょ？
じゃあ何？

その中の一人が意を決して課長に聞く。
課長、レッサーパンダってアライグマっすか？

課長はすかさず言う。
お前はバカだな。レッサーパンダはパンダだよ！！！


課長～ヽ(；▽；)ノ違うってぇ。


でもね、課長が言うとそんな気がしてくる。自信満々andみなぎる闘志。
関口課長と愉快な仲間たち。緩やかに仲間に入れてもらってます。