そこらへんに落ちている木片を持って、「さて削るか」と思う今日この頃。
なに作るっかなぁ・・・。
左手に木片。右手に切り出しナイフ。イングリッシュニュースを聴きながら、ただ黙々と削る。これ、意外と楽しい。
イングリッシュニュースを聴きながらと言っているけれど、意味わかってんのか?と聞かれたらこう答える。
「全然わかってない」。
ただ、イングリッシュニュースを聴きながら木片を削るという行為が気に入っているのである。
二風谷のおじさま。高野さんはスーパープロフェショナルな彫刻家である。高野民芸のショーケースにざっくりと飾ってある「鮭」なんかを見ると、「嘘でしょ?これ彫ったの?」と思わざるを得ない。
今日は高野さんのことを考えながら木片を削っていた。
「高野さん、僕は今、木を削っています!」と思いながら木を削っていた。
そしたら、高野さんからコメントが入っていて、ちょっと笑った。以心伝心。
ところで、今日の作品。
「今日は・・・可愛いやつというよりも・・・無骨なやつにしたいなぁ」
無骨なやつって何かなぁ。
「そうだ!バターナイフを作ろう!無骨なやつ!」
ということで、今日はバターナイフです。無骨なやつです。
売り出す時のタイトルはもちろん、「無骨な男のバターナイフ」です。
あぁ、バターを塗りたい。