iPhoneの話。
iPhone3GSという機種があった。
iPhoneを持つ人が、まだそれほどはいなかった頃の話。
iPhoneを持っていると、iPhoneを持っている知らない人に「iPhoneですね?」と話しかけられることが何回かあった頃の話。
iPhoneを入れるケースは多々あれど、カッコいい革のケースというのはなかなか見つからなかった。なんとしてもiPhoneケースは革がいい。
探しまくってやっと見つけたiPhoneケース。総額二万円もした。ケースが二万円もした。信じられない。バカみたいだ。バカみたいだが、カッコよかったから。仕方がない、バカみたいだけど。
そんでもって、3GSの次はiPhone4Sという機種に変えた。
3GSは背面が丸いオシャレ度満点な造りだったのに、4Sの背面のデザインはカクカクになってしまった。サイズも微妙に変わってしまった。
二万円もするiPhoneケースである。微妙に大きさが変わったiPhoneを無理やり押し込んで使い続けた。
そんでもって、4Sの次はiPhone6。
これはもう絶望的な仕様変更が施されていた。大きさがまったく違う。6から、iPhoneは大きくなったのである。
さよなら、二万円もした僕のiPhoneケースの巻、なのである。
iPhone6の2年間。僕はそれほど好みではない革のケースを使い続けた。五千円くらいの。別にどうってことのない革のケース。
さて、今僕が手にしているのはiPhone7である。
さて、今度こそ、お気に入りの革のケースが欲しいのである。少なくとも、2年間は使う。2年経てば革には味も出てくる。味が出てくればこその革のケースである。その革のケースってやつを手に入れねば。
何を長々と書いているのか?と。
何をiPhoneケースの話を長々と書いているのか?と。
もひとつ、続く。