ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#1 ダイアモンドみたいな月明かりに照らされて。

2017-04-24 05:38:14 | Weblog
一曲目。「sweet days」。

知っている人は、頭の中でスィートデイズを再生しながら読んでほしい。
知らない人は、頭の中で、どんな曲かを想像しながら読んでほしい。

懲りもせず、前回のライブの回想録で無残にも企画倒れに終わった、セットリスト回想をやるのである。今回こそ、完遂したいのである。やれんのか?と聞かれたら、僕はこう言うよ。「・・・うん・・・やれる」。すごく小さな声でね。

スィートデイズの生い立ちは、よく思い出せない。初出はいつだったのだろう?
trash box jam The Bandのファーストアルバム「マジカルステラーツアー」に収録されているロックなナンバーである。

バンド用に書く曲、特にロックなナンバーを書く時の注意点は、「メロディアスになり過ぎない」ことである。どういうことか?それは・・・メロディーなんてなくていいのである。逆に、メロディーなんてあってはいけない。メロディーなんぞない方がロックになる。ということ。

これがなかなか難しい。メロディーなんて、自然についてしまう。がしかし、メロディーがついたらダメ。・・・難しい。

マコ先生が言う。
「もっとメロディーをなくしてください」

僕はこう言う。
「じゃあ、こんなのは?」

マコ先生は言う。
「まだメロディーがありますね。もっとなくして」

僕は言う。
「これ以上メロディーをなくしたら、棒になるよ?」

マコ先生は言う。
「棒はダメです。棒じゃないギリギリを狙って」

もう、めちゃめちゃ難しい。


そんなわけで、スィートデイズのサビのメロディなんぞは、ただ「スィートデーイズ!」と叫んでいるだけ、みたいになっている。そして、それがこの曲をロックな感じに仕上げているというわけなのです。

スィートデイズ。この曲の肝は、シッシーが弾くイントロのリフだと、僕は思う。このリフなしにこの曲は成立しない。ちょっと天才的なフレーズだと思っていたりする。

あぁ、スィートデイズが聴きたくなってきた。


「sweet days」

ダイアモンドみたいな月明かりに照らされて
この街で一番素敵な夢を見ているテディボーイ
ベルベットの計画に誰かが放った警告を
ピーナツバターの海に沈めたらIt's gonna be alright

寂しげに星を見上げているのはチェリーパイ チェッチェッチェリーパイ
今夜は君のために歌うよI'm gonna sing my song
塗り潰した現実をシャガールの夢に重ねて
シュールに夜を走り抜けてく でもまだちょっと眠たいぜ

sweet days 抱きしめて
sweet days 今すぐに

いつかの夢はまだ夢のままで いつまでこの夢の果てで待って
いつ頃なんてわかんない but it's gonna be alright
いっそこのまま君を連れ去って 世界の果てで過ごそうか
星屑みたいな愛を頬張った ままのままのま

sweet days 抱きしめて
sweet days 今すぐに

ロッキンチェアから転げ落ちてからラザニアの生地に包まれ焼かれ
目が覚めた世界はこんなにも勇気に満ちてる
複雑な思考気まぐれな思考今夜こそ聞こうどこまでも行こう
ハチミツの雨が優しい・・・もう眠らせてくれ

sweet days 抱きしめて
sweet days 今すぐに

ハチミツ色の空の下で。

2017-04-24 05:08:11 | Weblog


目を閉じて想う・・・「あぁ、楽しかったなぁ」

目を開けて想う・・・「あぁ、終わっちゃったなぁ」

2017.4.22下北沢lown
sing(from trash box jam)
「ライオンとハチミツ色の空」

無事に終了。

日々の練習の成果もあり、神が降りて来たように「声」が出た。ウルトラスーパースペシャルな「声」が出た。あのままあと50曲くらい歌えたんじゃないか、と想う。

笑い声と涙と手拍子と唄。思い出深い夜となった。

trash box jamの三人で出演することは出来なかったが、trash box jamの三人で演奏するような気持ちでセットリストを組んだ。
演奏中の色んなところで、マコのカホンやシッシーのギター、マコのコーラス、シッシーのコーラスが聞こえた。そんな風に組んだセットリストなのだから、そうなるのも当たり前の話なのである。

いやしかし、楽しかった。
僕は楽しかったが、来てくれたみんなも楽しかっただろうと想う。知らない曲がたくさんあったとしても楽しかっただろうと想う。なぜならば、演奏する側がこれほどまでに楽しかったのだから。

ありがとうございました。深く深く感謝します。
雨の中、ありがとうございました。深く深く感謝します。
遅くまでありがとうございました。深く深く深く感謝します。

しばし、呆然と余韻に浸ることとします。
ハチミツ色の空の下で、目を閉じて「フフフ」と笑っている人がいたら、きっとそれが僕なのです。ふふふ。