ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

車検物語。後記。

2018-11-28 15:03:39 | Weblog


なんだかんだと、懸案事項が片付き、肩の荷が少し降りた。

オートマチックミッションの赤い車を駆り、土埃を上げて畑へ。

背中にポカポカな太陽の熱を受けながら、車検物語を書いている。

車検まであと二日というのは、もう考えなくてもいい。

次は・・・ライブだ。

ライブまで・・・

ライブまで・・・あと十日じゃーん!

ここから十日間は、ライブ一色です。音楽一色です。

車検物語なんてやってる場合じゃねぇ!

今の僕の心持ちは、はい、そんな感じです。

12/8は下北沢lownでライブだよ。

車検物語。5

2018-11-28 14:46:25 | Weblog


何軒かの車屋を周り、時は刻々と過ぎ、自分に出来ることがどんどんなくなっていく。そもそも、自分に出来ることなど、ほぼない。

国道407号のスズキの修理工場で、すぐの修理を断られ、僕の心は決まった。

向かう先は関口モータース。行きつけの車屋。

関口モータースへ行かないために、車検物語は始まった。関口モータースへ向かうということは、つまり、そう、敗北宣言、ということである。

僕は負けた。

何に負けた。

車検に負けた。

6万円・・・浮くはずだったのに。日給マイナス6万円になってしまった。ははははは。

道中、僕の頭の中にはさだまさしの関白宣言が流れている。
いや、ほら、敗北宣言だから。

関口モータースに関口さんはいなかった。

しばし待つ。

そもそも、あと二日しかないのだ。関口さんも嫌な顔をするに決まってる。ブレーキを修理しないといけないし。関口さんに頼まずに、自分で車検を通そうとした不義理者だし。裏切り者がのこのこと来てんじゃねぇ!と言われてもおかしくない。

しばし待つ。

・・・。

赤いテリオスキッドに乗って、関口さんが帰ってきた。

ことの顛末を話す。

関口さんが言う。

「ブレーキを直して、どうする?自分で車検通す?うちでやる?」

「すべてお願いいたします」と僕は言う。
だって僕の手にはもう白旗しか握られていないのだから。

「じゃあこれに乗って行って」と赤いテリオスキッドを指差した。

神様仏様関口様なのである。

関口さんに預けてしまえば、もう大丈夫。数日後か数十日後には、車検に通ったジムニー号が僕の元へと帰ってくる。

さて、結局、僕がついていたのか、ついていなかったのかは、わからない。
ついていなかったような気もするが、ついていたような気もする。

一日中走り回って、いろんな人と話した。

まぁ、小さなことに振り回されながら生きてるってことを実感したりしなかったり。
色々と勉強になったなぁと言い聞かせてみたり。

総じて言えば・・・まぁ、楽しい一日だったと・・・言えなくもない。

車検物語。4

2018-11-28 14:30:45 | Weblog


「近くの車屋へ行って直してもらって、また来なさい」とテスター屋は言った。親切だった。
発煙筒を積んでないというと、期限切れの発煙筒をタダでくれた。

その足で、近くの車屋へ行ってみた。車検物語はまだ終わってはいない。

車検場の近くの車屋ということで、混んでいる。いや、混んでいるというどころではない。修理ピットから車が溢れている。
聞くと、1時間待ち。1時間待って、それから修理できるか出来ないか・・・わかる。

こっちは急いでるんですよぉ。なんせ車検物語の最中なんでね。

待つか待たないか・・・。待たない。他をあたる。

他に当てがあるのか?と聞かれれば「ない」と答える。ははははは。

車で走る。運命というのは、こういう時にわかる。自分がついているかついていないか、こういう時にわかる。さぁ、運命よ、僕に微笑みたまえ。

・・・

「全然車屋がないじゃーん!」

まいったなぁ。

今日中に車検を受けるのは不可能な感があるので、嵐山へ帰ることにした。

帰りながら車屋を探す。

スズキと書いてある車屋へ飛び込む。事の次第を告げる。みーんな、同じことを言う。
「預かって分解してみないとわかんないね」

嵐山のちょっと知っている車屋さんでも同じことを言われる。

坂戸まで走って、前に修理をしてもらってことのある車屋さんでも、同じことを言われる。

車検物語・・・終焉の予感・・・。

車検の失効まであと二日。

車検物語。3

2018-11-28 14:15:59 | Weblog


車のことなんてまったくわからないんだけどね。
車の下へ何度も潜って油滲みがなくなると、なんとなく車検に通るような気がしてくるから不思議なものでね。自信、90パーセント。

なんだかんだと、車検の失効まであと五日。五日のうち後半は土日だから、実質あと三日。

「三日しかないじゃーん!」

と僕は気づく。

まぁいいまぁいい。90パーセントの自信があるわけだから。まぁいいまぁいい。

いよいよ、車検に出かけるのである。

なんだかね、車検を審査を受ける前に、テスター屋にお金を払って予備検査を受けるってのが定番でね。そこで自信をつけてから本番へ挑むってのが定番でね。

つまり、向かうのはテスター屋。車検事務所のそばにあるテスター屋。

練習があるってのはいいね。ドキドキしちゃうからね。

車に乗ったままテスター屋へ入って、「お願いしまーす」と言うと、「こっちこっち」と呼ばれる。言われた通りに進んだりしてね。練習練習。

「何を調べる?」と聞かれる。

プロはね、ここで光軸だとか、スピードメーターだとか言うみたいだね。プロはね。僕は素人だからね。初めてだからね。こう言うんだね。

「全部!」

予備検査が始まって、50秒くらいが経っただろうか。

最初の検査だったような気がするなぁ。よく覚えてないけど。衝撃が大きすぎて、全然覚えてないんだけど。

「ブレーキ踏んでぇ!」と検査の人に言われる。ブレーキを踏む。

「左のリアのブレーキ、全然効いてないよぉ」

えっ?えっ?全然効いてない?全然効いてないの?

僕の頭の中に「終了」を告げる鐘の音が響くのである。


終了でーす!終了でーす!終了でーす!

もちろん、予備検査は続いている。ウィンカーを点けたり、ライトを点けたり、バックギアに入れたり・・・。

でも、僕の頭の中には「終了でーす!終了でーす!終了でーす!とベルが鳴っている。

予備検査が終わった。

検査の人がやって来て言う。

「ブレーキ、直さないと車検には通らないよ」

そりゃあそうでしょう。そりゃあそうでしょう。

あんなに・・・油滲み・・・拭いたのに・・・

車検物語。2

2018-11-28 14:01:05 | Weblog


ジムニーちゃんの下に潜ると・・・油の滲みがすごい。ボンネットを開けても油の滲みがすごい。もう、これは・・・ほとんど壊れてるといっても過言ではない。

油滲みがあると車検には通らない。らしい。まぁ、そりゃそうだろう。

拭いて拭いて拭きまくってやった。綺麗にはならない。元が汚いから。でもまぁ、「こんなもんだろ?」くらいにはなった。

一年くらい前に、ジムニー号の下に潜ったら、マフラーがちょん切れていて、プラプラとぶら下がっていた。衝撃だった。「マフラーがプラプラしてんじゃーん!」となった。
どうするか、プラプラしているとどこかに落として来てしまうかもしれないので、ステンレスの針金で結んだ。プラプラが止まったかというと、それは止まらない。なぜならば、ちょん切れているから。プラプラしたままずっと乗っていた。マフラーがちょん切れているから、かなり音がうるさい。

マフラーがちょん切れていると、車検には通らないらしい。まぁ、そりゃそうだ。
ネットで一番安いマフラーを買った。1万円弱。
我が弟のはやとくんを呼んだ。マフラーは自分で付けられそうかなぁと思っていたのだけれど、ほぼほぼはやとくんがやってくれた。僕はというと、後ろの方のネジを一本だけはめた。マフラーが新品になって、音が静かになった。やった。

ジムニー号は雨の日に動かなくなったりすることがしばしば。乗り始めにプスンプスンいうこともしばしば。
横田のアニキに相談したら、「プラグじゃない?」とのことだった。
プラグとプラグコードとディスビキャップというものをネットで買った。すげぇ安いやつ。
こういう部品、1万円のものと2千円のものがあったりする。見た目は同じ。何が違うんだ?とりあえず、恐々と2千円の方をポチッとする。全部で6千円。
これは、交換するのが大変で。ジムニーの比較的新しい型のプラグ交換は簡単らしいが、24年落ちの古いジムニーは作業性の悪さがピカイチ。あっちのネジを外してこっちのネジを外して、「あっ!手が届かないじゃーん!」とかを繰り返しながら、数時間かかった。あっ、こらもほぼすべてはやとくんがやってくれた。ちなみに、プラグ交換は車検とは関係ない。

さぁ、ほかにするとこはないのか?どうなんだ?ないのか?じゃあ掃除だ!掃除をしよう!
僕は何度も何度も、ジムニーの下へ潜るのである。

車検物語。

2018-11-28 13:50:37 | Weblog


「今日は仕事は休みかい?」と、何度も聞かれる一日だった。

はい、休みです!かっこ、ずっと、かっこ閉じのかっこの中の「ずっと」は、もちろん言わない。なぜなら、面倒だから。

ジムニー号の「車検」という最難関の障壁がある。我がジムニー号は、ジムニー号の前にかっこ付きでボロボロという言葉が入る。

つまり、車検を通すと大変であり、大変というのはお金がかかるという意味でもある。

ボロボロジムニー号をユーザー車検で通すという暴挙に出るというのはどうだろうか?この二ヶ月くらい、そんなことばかり考えていた。
車屋さんに車検を頼むと10万円。自分で車検を通すと4万円。この差は・・・無視出来ない。
6万円の差だとして、なんだかんだと二日くらいかかったとして・・・6万円が浮くわけだから、「おっ、日給3万円じゃん!」という計算になる。

そんなことを考えていたら、色々と調べたりしたら、なんとなくいけるような気がしてきた。いけるんじゃないか?という気がしてきた。

なんでも、自分でやれば安い。人に頼むと高い。これは世の摂理。自分でやれるのならば、自分でやったほうがいいに決まってる。

さぁ、やろう!まずは・・・掃除から!
掃除から、やってみよう!

貧乏人の目からウロコがハラリとはがれる。

2018-11-28 01:38:12 | Weblog


昨日はうっかり寝てしまい、眠ってしまい、練習をサボってしまった。
練習をサボったからブログもサボってしまった。ごめんよ。
ガラスの死体ブログで数日放置ってのも嫌なので、書く。というより、今日は練習に来たので書く。

寒くなってきた今日この頃である。昼間がどんなにポカポカだろうが、夜は寒い。結構「冬」な感じである。本物の冬はこんなものではないのだが、結構冬である。

世間では「灯油が高い」と騒がれているようである。

貧乏人には辛い?灯油が高いと辛い?

ノンノンノンである。

貧乏人は灯油が高いと困る?

ノンノンノンである。

そもそも、貧乏人は灯油を買わない。灯油が買えない。灯油が買えない人にとっては、灯油の値段など関係ないのである。灯油が高かろうと安かろうと、関係ないのである。

これって、結構、目からウロコ。

たとえば、成城あたりのマダムが僕に言うとする。

「最近ね、キャビアの値段が上がったのよ。100グラム5万円が10万円になったのよ。信じられる?」

へぇ・・・。へぇ案件。

つまり、僕が言いたいのは、そんなことはどうだっていい。
キャビアも灯油も、貧乏人には必要ない。


カコーンカコーンとナタで薪を割る音が響く。
薪ストーブでお湯を沸かして湯たんぽを作る。
薪ストーブに、畑で採れたジャガイモと玉ねぎとニンジンとサツマイモとカボチャとニンニクを入れた鍋を載せる。コトコトコトコト。今日の晩御飯はカレーにする。

あぁ、キャビアが食べたいなぁ。
とびっこじゃなくて、キャビアが食べたい。


12/8は下北沢lownでライブだよぉ。