ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

パンクロッカー。2

2019-11-14 22:58:00 | Weblog



最近はさ、ヤフオクだよね。ヤフオク、知ってる?
ヤフーオークションね。知ってる?
誰かが要らないものを出品して、欲しい人が買うやつ。
あれさ、怖いよね。だって、ドイヒーなものを売りつけられる可能性大じゃない?怖いよね。ノークレームノーリターンなんて言っちゃってさ。ドイヒーなものを売っておいて、文句を言ってもダメだし、返品も受け付けないんだってさ。写真をちょこっと載せて、それで判断してくださいだってさ。出来るか!っつーの。

とかね。思いながら、ヤフオクでジムニーのタイヤを見たりしてんの。
安いよねぇ。新品の半値以下でゴミみたいなタイヤを売っているじゃないか。
おれくらいのジムニー乗りになると、タイヤなんてゴミみたいなやつでいいの。だって、今のタイヤがゴミ以下なんだからさ。釘が刺さったままだし。

でもさ、タイヤだから、送料も高いし。どれにするっかなぁってね。迷うこと三ヶ月なわけ。

で、今朝、ペチャンコのタイヤにペタペタ踏んで空気を入れて、畑は向かう途中で思いついちゃったわけ。

「あっ、ゴミタイヤならうちにあるじゃん!」

つまり、今のタイヤに履き替える前のタイヤが、うちにあるってことね。それを履けばいいんじゃん。ってことね。しばらくの間ね。ヤフオクでゴミタイヤを買うまでの間のつなぎにね。

おれって、天才過ぎるなぁ。困っちゃうなぁって、思ったね。

夕方、暗くなって帰ってきた。ゴミタイヤをゴソゴソと引っ張り出す。どちらかというと、今のタイヤよりいいような気がする。つまり、使える。思ったより使えそうな気がする。

ヘッドランプを点けて、ジャッキを入れて、ペチャンコタイヤを外す。・・・外れない。
そう、ボルトが固すぎて回らない。がびーん。うへぇ。ダメじゃーん。と、座り込む。

ラスペネというスーパーな液体を固いボルトに吹き付けて、しばし待つ。しばし待ち、回す。一本回った。全部で五本のボルト。ラスペネをかけては待ち、かけては待ち。回し、もうタイヤは垂れ落ちた油だらけ。別にゴミだからいいんだけどね。

結局全部回った。全部回ったからタイヤが外れた。頑張った。あきらめるという選択肢がなかったのが良かった。頑張るしかなかった。パンクロッカーの勝ちである。

新しいタイヤを、いや、すごく古いゴミみたいなタイヤをはめた。
ジャッキを降ろしたら、新しくない新しいタイヤが地面についてペチャンコになった。ははは。ペチャンコからペチャンコへ、バトンタッチ。なんや!

暗闇の中、ペタペタと空気入れを踏んで空気を入れるのです。700回くらい。ペタペタペタペタ。

とりあえす、200kpaまで充填。空気圧の数値ね。

明日の朝、タイヤがペチャンコになってたら、きっと泣くと思う。泣いちゃうと思うなぁ。おれ。

あぁ、すごく忙しいのに、余計な仕事をしてしまった。

さて、パンクロッカーの運命や如何に。

おわり。

パンクロッカー。

2019-11-14 22:40:00 | Weblog


高校生の時、後輩が僕に言った。

セックスピストルズ、最高っすよね!どうっすか?先輩!

いやぁ、おれはさだまさしの方が好きだなぁ。親父の一番長い日とか?泣いちゃうよなぁ。

何言ってんすか?まぢで言ってんすか?セックスピストルズでしょ?カッコイイのはシドビシャスでしょ?

パンクの話である。

僕にはパンクの血が流れていない。非常に残念である。なんでさだまさしなんだ?

さだまさしとさだまさしのファンの方々には大変申し訳ないが、非常にカッコ悪いじゃないか。セックスピストルズよりさだまさしが好きだなんて。どう思う?

いや、さださんがカッコ悪いとかじゃなくてね。やっぱり、セックスピストルズが、好き!の方がカッコイイじゃないですか。さだまさしが好き!よりもセックスピストルズが好き!でしょ?

僕はね、非常に残念な高校生だったなぁと、たまに思ったりする。いや、ほんとに。さださんは何も悪くない。ほんとに。

パンクには二種類あって。空気が全部抜けてね、ペチャンコになっちゃうパンクと、釘が刺さったりしてその間からゆーっくりと空気が抜けていくスローパンクチャアというパンク。

三ヶ月前くらいかなぁ、ジムニー号の左前輪のタイヤの空気が抜けていた。若干車が傾くくらい抜けていた。まいった。ガソリンスタンドへ行って空気を入れた。直った。これはスローパンクチャアだ。騙し騙しなら乗れる。

ということで、三ヶ月間、ずーっとパンクしたまま車に乗っている。

近くのガソリンスタンドへちょこちょこ寄って、空気を入れる。ガソリンを入れる時もあれば空気だけ入れる時もある。

ある日のこと、ガソリンスタンドの空気を入れる機械に貼り紙が・・・「故障中」。

がびーん。空気入れられないじゃーん!

頭にきた。ホントは故障なんてしてないはずだ。おれが空気だけ入れに来るから「故障中」の貼り紙をしやがったんだ。くっそー!パンクロッカーをなめやがって。

大丈夫大丈夫。僕には武器がある。

空気入れ。知ってる?空気入れ。足でペタペタ踏んで空気を入れるやつ。あれ、おれ、持ってんの。だから、あれで、車のタイヤの空気を入れんの。すごくない?今時空気入れを持ってるなんて。おれって、すごい。

それからというもの。ずっと足でペタペタ踏んで空気を入れているのです。

一週間に一度が、五日に一度になり、三日に一度になり・・・いよいよ、昨日入れたはずなのに・・・となるのです。人生とは、そういうものなのです。足でペタペタ踏んで空気を入れるのは、結構辛いのです。ゼーゼーなるのです。そして、ちょっと恥ずかしい。

今朝、出掛けにタイヤを見たら、ペチャンコになっていたのです。いよいよです。

つづく。





今日のマチュピチュ。

2019-11-14 12:53:00 | Weblog


秋は忙しいのか・・・なるほど。なるほど。

タマネギをね、2000個ほど植えなくてはならない。すごくない?2000個だよ。
なんで?って?

うーん、それはね、タマネギのタネを2000個蒔いて、芽が出て、育ってしまったからだよ。植えなくちゃ。食べなくちゃ。

それはいいとして、忙しい。タマネギなんて植えている暇がないほどに忙しい。

なんでだ?って?

それはね、ずっとサボってきたことがあるからだよ。そう、それはね、そう、レコーディング。つまり、そう、CD製作。アルバム製作。
それはそれは驚くほどに膨大な時間をかけてやらなければならないことでね。タマネギなんてやっている場合ではない。

でも、タマネギもやらなければならない。

実は、今月の末に陶芸の窯入れがあるわけで、陶芸もやらなければならない。

実は、台風被害に遭った畑に植わっている大豆が千本ばかりある。
実は、その千本大豆も収穫しなければならない。

実は、台風被害に遭った畑に、落花生が1000本ばかり植えてある。半分くらいは収穫したのだが、まだ半分残っている。半分残っている上に、収穫した半分も畑に放ってあったらする。それも回収して来なければならない。回収した上で、もぎもぎしなければならない。

季節に追われている。時間に追われている。

そして、今、僕は、歩いている。レコーディングと畑の合間を縫って、マチュピチュを歩いている。

そんなに忙しいなら歩かなくてもいいんじゃない?って?

そう。毎日サボろうと思っている。

今日は、細胞について考えている。
僕らは目で見て耳で聞いて肌で触れて、その感覚が脳に伝わって・・・。

今日は、「実はそうじゃないんじゃないか?」ということを考えている。
細胞一個一個に意思があるんじゃないか?細胞一個一個が風景を見ているゆじゃないか?もしかしたら・・・どうなの?

ってことを考えながらの二時間ウォーキング。

つまり、サボったら、細胞一個一個にサボったことが知られてしまう。百兆個とかなの?細胞って?もっとか?

そう、細胞に認めてもらうために、今日もサボらずに頑張るのであります。

今日のマチュピチュは、空が大きくて、素晴らしい。

僕の細胞くんたち、見えるかい?

今日のマチュピチュは最高だよ。
サボらなくて良かったな。