テントを片付けて、荷物を積んで、バイクを正面へと移動した。
団欒部屋へ戻って、カカに言う。
「ルスツ豚丼、お願いします」
いよいよ。いよいよ。ルスツ豚丼。
トトのルスツ豚丼を、カカが作ってくれる。
テーブルの向かいに座っているサイドカーくん。ちょっと前にカカが作った朝ごはんをた食べていた。食べていたのに、なぜか、サンドイッチをテーブルの上に置いている。また食べるのかな?
ルスツ豚丼が運ばれてきた。旨そうである。旨くないわけがない。ははは。
旨い。美味い。美味しい。うまい。
サイドカーくんはサンドイッチを食べている。
聞くと、豚丼を見たらお腹が減るので、サンドイッチを用意したそうだ。
そして、サンドイッチを食べ終わるなり、サイドカーくんは言った。
「カカさん、お昼は豚丼でお願いします!」
カカが「はーい!」と言って笑う。
ちなみに、僕の豚丼代は、昨日払った宿泊費に含まれています。はい。激安です。