ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ライダーハウスのルール。

2018-10-26 17:22:10 | Weblog


ライダーハウスに戻った。

ライダーハウスの横に軽トラが停まっている。

おや?

軽トラ?

管理人?

このライダーハウスには管理人はいないはずだが・・・。今日は特別かな?

管理人がいないライダーハウスのため、ライダーとチャリダー専用のこの施設に、四輪でやって来て泊まる輩が結構いるのだとか。

だから、部屋の中のルール看板には色々とサインペンで書き殴った跡がある。

たとえば、

「四輪は出て行け!」とか。


部屋に入ると、入り口付近におじさんがいた。座っている。

おや?

管理人では、ないな。こりゃ。

テーブルにコーヒーメーカーとかコップとかお菓子が載っている。

おや?

絶対にちがうと確信する。

挨拶をしたあと、声を掛けてみる。

「車ですか?」

おじさんは答える。

「うん、車」

なるほど。なるほど。

別に僕は、四輪出て行け!とは思わない。がしかし、ルールはルールだ。四輪は出て行ってもらわないと困る。ここは、ライダーハウスなのだ。ライダーハウスとチャリダーのための宿なのだ。

僕は別にムッとはしていないが、きっと顔はムッとしている。だって、四輪は泊まってはいけないんだから。

おじさんが言う。

「コーヒー、飲みます?」

何を!?

コーヒーだと?

そのコーヒーメーカーで淹れたやつか!?

ここはな!ライダーハウスだ!四輪はダメなんだ!四輪は・・・まぁ、いいか。今回だけだぞ。

「いただきまーす」

こうして、おじさんとの夜が始まるのである。


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