ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

集魚剤についての考察。

2018-09-29 18:35:39 | Weblog


果たして、集魚剤の効果はあったのか?

結論は、無かった。効果は無かった。
全然ダメだった。ショックである。残念である。頑張ったのに。

では、魚は釣れなかったのか?
答は、否、である。

集魚剤の効果なし。針につけるエサも無し。

針を海に垂らしてみると、あっという間に何かが掛かった。

「ガヤ」である。羅臼名物、蝦夷メバル。

ガヤはいらない。もう食べた。トゲが痛いからもう要らない。

ポチャンと海に返す。

「ほぉ、エサなしでもかかりますなぁ」

チカはどこだ?

チカらしき魚が泳いでいるのが見える。

おっ、掛かった!

またガヤである。

うーん・・・ガヤはどこでも掛かるのか。

おっ、また掛かった!

またガヤかぁ・・・おっ?なんか違うなぁ。

ガヤとは色が違うなぁ。

すぐそばに漁師さんがいた。おとうと娘かな?

釣れた魚のヒレを持って、プラプラとさせながら歩いて行く。

こんにちは、この魚なんですか?ガヤですか?

娘さんが答えてくれた。

「ソイだねぇ」

食べられますか?美味しいですか?唐揚げですか?

「なんでもおいしいよ」

チカを釣りたいんですけど、ここは釣れますか?

おとうが答えてくれた。

「チカなら向こうだ!この土台の1.2.3.4個目がよく釣れる。あれ?もう誰か釣ってんなぁ」

エサがないから、あの釣り人の撒き餌で寄ってきたチカを釣る・・・とか?」

娘さんが笑ってくれた。

とりあえず、バケツに水を汲んでソイを入れよう。

ソイちゃん、泳がせてあげるよ、待っててね。

バケツを海に投げ入れて、水が入ったところを引き上げる。

バチっと音がして、ナイロン紐が切れた。プクプクと音を立て、僕のバケツが沈んで行く。海の底へ。

なんてこったぁ!なんてこったぁ!

しょぼーん。

とりあえず、ソイを泳がせることが出来ない。残念ながら、お命頂戴。ここで腹を割いて内臓を取り出す。そうすれば少しは持ちが良い気がする。
内臓を取ったソイをビニール袋に入れた。

今日は、釣れた魚は全部ビニール袋行きや!

写真は、ガヤ。

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