ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

ボクノフユジタク。

2017-12-20 18:19:47 | Weblog


冬支度は、冬になる前にしなければならない。冬になる前にするから、冬支度。

北海道喜茂別にある雪月花廊に、秋に訪れた。
僕が滞在した四日間。宿の人と常連客が総出で毎日毎日、冬用の薪作りに精を出していた。

薪、そんなにいるのかなぁ?
僕は尋ねた。

宿の主人は答えた。
「冬に薪がなくなるってことは、命がなくなるってことだからね」

これが冬支度。

瓦屋の親方がメールをくれた。
「薪、大丈夫?」

今年は、運良く薪がある。近所の神社の境内に伐り出した丸太ん棒が積んであって、それを頂いてもいいということになっている。
50キロもある丸太ん棒を必死で車に積み込んで、10回くらい往復したので、薪はそこそこある。

僕は親方に返事をした。
「薪はいくらあってもいい。薪、欲しい」

そんなわけで、僕の冬支度。大里という名の熊谷に吸収合併されたほぼほぼ田んぼしかない田舎町大里へと、ジムニー号を走らせた。ビューン。

小川町の畑のそばの畑の知り合いの竹島さん、通称ドクトさんがいつか言っていた。
「農家やるなら軽トラくらい買えよ」

僕は答えた。
「野菜を育てたいだけなのに、なんで車を買わなきゃいけないんだよ?」
もちろん、心の中で。

だがしかし、農家をやるならではなく、田舎に住んで田舎暮らしをしたいのならば、軽トラは絶対に必要だと思う。生活の端々で実感する。

大里に着いて、廃業した造園屋の置き場で、親方と薪になりそうな木を物色。結構ある。いい薪がたくさんある。
だがしかし、ジムニー号は小さい。乗る場所も狭いが、荷台も狭い。なぜならば、車の半分がボンネットだから。だからジムニー号はかっこいい。

そして、丸太ん棒が全然積みこめない。残念だよ、ジムニー号。

親方が言う。屋根の上に載せよう。

いや、それはちょっと・・・。

親方が屋根の上に丸太ん棒をガシガシと積んでいく。

荷台に積めないのだから、屋根の上に載せるのは仕方がない。だがしかしなのである。
大里から嵐山まで、20キロある。
不安定な丸太ん棒を載せて、渋滞する時間帯に20キロ・・・走りたくない。
丸太ん棒が崩れて、道路に散らばったりしたら、事故じゃ済まない。もうそれは、事件です。

田んぼの中を、丸太ん棒を屋根に載せた四駆のジムニー号は疾走する。ジムニー号、かっこいい。

持って帰ってきた丸太ん棒を薪の長さに切って、太い丸太ん棒は斧で割って・・・それはまた今度にしよう。

そんなわけで。今年の冬は・・・なんとか、命を落とさずに済みそうです。

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