朝目が覚めてテントの外に出ると、朝焼け。
ここは朱鞠内湖。
極寒の地。朱鞠内湖。
なぜ朱鞠内湖。どうして朱鞠内湖。
と、僕は深く疑問に思うのだが・・・
尋ねると、こう答えられた。
「もう、開いているキャンプ場、ないじゃん」
その通り。十月も終盤。開いているキャンプ場はひどく少なくなっている。
答えた人とは、嶋田のけんちゃんである。
朱鞠内湖で嶋田家のけんちゃんとめぐちゃんと合流した。
嶋田家の大きなテントの隣に、僕の小さなテントを張る。
久しぶりの再会。
わいわいわい。夜まで話す。マイナス1度。極寒の地にしては暖かい。でも、寒い。
グッドモーニング朱鞠内湖の朝焼け。そして朝陽。
僕が初めて北海道を旅した時に、けんちゃんとめぐちゃんに出会った。
お世話になりっぱなしです。
僕の北海道の旅は、この二人との出会いから始まった。