ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

#3 サンタクロースの唄。

2017-12-24 06:59:50 | Weblog


何が好きなの?って聞いたら、君はこう答えた。

「・・・サンタクロース」

サンタクロース?
サンタクロースかぁ・・・
サンタクロースねぇ・・・
サンタクロースじゃ、唄は出来ないなぁ。
唄の中にサンタクロースを登場させたら、それは絶対にクリスマスの唄になっちゃうじゃないか。

ふーん・・・サンタクロースねぇ。
なるほどねぇ・・・サンタクロースねぇ。
今年はサンタクロース・・・来るかなぁ?
最近、全然来ないよなぁ、サンタクロース。
今年は来るかなぁ・・・サンタクロース。

冬の街をテクテクと歩きながら、僕はずっと、そんなことを考えていた。
そして、白い息を吐きながら、頭の中を巡ったのは・・・こんな唄だった。
家に帰って、紙に書きつけた言葉の羅列の一番上に「冬の街」と、タイトルを刻んだ。

そして、「サンタクロース・・・ちゃんと入れたよ」とつぶやいた。


「冬の街」

冬の街を歩いていると なんだか寂しくて涙が出るんだ
空にはほら雪がねチラチラと墜ちてきて 切なくて君の事思うんだ

神様の足音が聞こえてきそうなこんな夜には
星のない暗い夜も街灯の明かりも 優しく見えるんだ

君に逢えない夜には 僕の歌声を届けてください
街のざわめきの中で君が一人迷わないように
僕らは笑ったり泣いたり繰り返す この冬の街の中で


二人でいると手をつないで肩寄せて歩いて 温もりは温かくて優しくて
サンタクロースが好きなんだ? 君らしくていいよね
僕もやせっぽちのサンタクロースになれるかな?

どんな言葉よりもほんの少しの笑顔があればいい
足早な人波も賑やかな街並みも 愛しく思えるんだ

君と二人の夜には 終わることのない時間をください
街に降る雪の中に二人の足跡を残して行きたい
僕らは笑ったり泣いたり繰り返す この冬の街の中で

寒い夜は電話をかけたくて 声だけ聞きたくて 考えてやめたんだ
「元気にしてる?」「何してる?」「寒くない?」
くだらない言葉しか 思いつきはしないから


君に逢えない夜には 僕の歌声を届けてください
街のざわめきの中で君が一人迷わないように

君に逢えなくて逢いたくて募る恋しさを届けてください
寂しがり屋の君の泣き声を僕だけに届けてください
僕らは笑ったり泣いたり繰り返す この冬の街の中で
こんな冬の街の中で


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