ご飯を食べて、ライダーハウスの団欒部屋へ。
ほぼ人がいない。
見知った顔が一人いた。
他には見知らぬ寡黙なロン毛ヒゲ眼鏡の青年が一人。その青年がトランスミュージックをかけて聴いている。寡黙なトランス青年と二人きりの時間・・・やばめです。
見知った顔はあだ名を工場長といい、数年前からクリオネで会う。いつも会う。なぜなら、彼は毎年数ヶ月間、クリオネにいる人だからである。
なぜいつもより早く閉館するのか、聞いてみた。
「もうお客さんが来ないからって、マスターが。」
まあねぇ。来ないよねぇ。こんな僻地。こんな季節。
ライダーも何もかも、めっきり減った今日この頃です。
十月になると、ライダーハウスのライダーへ、マスターから差し入れが入る。時が多い。
工場長が言う。
「マスターからの差し入れ、チマキです。良かったらどうぞ」
一個もらう。ご飯を食べたばかりだ。せっかくなので一個もらう。
激ウマである。肉チマキ。
もう二個もらう。
三個も食べた。激ウマだから。
食べ過ぎた。うへぇ。