ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

バカなんじゃないの?ってね。

2019-06-20 19:27:58 | Weblog


ライブ前に、ブログをガンガン書き始め、ライブが終わると、さっぱりとブログを書かなくなる。
そういうの、絶対にやっちゃいけないことだと、僕は思うのであります。

やってんじゃーん!

ってね。

いやはや、忙しく過ごしています。
ライブの前も忙しかったが、ライブの後もこんなに忙しいとはな・・・想像もしていなかったよ。
のーんびりと過ごすつもりが、もう時間に追われ、日々に追われ・・・なんなんだ?この暮らしは?

ってね。

何百回もブログをね、書こうと思ったんだけどね、なんとも、ただただ忙しいということを書くことになってしまうからね。そんなのもなんだなぁ・・・ってね。

この人、冬は「寒い」しか書かないし、それ以外は「忙しい」しか書かないなぁ。ってね。

先日、20年来の友達から連絡が来まして、「川越へ行くから遊びにいってもいい?」と誘われたんだけど・・・「いや、忙しいから無理!」と返事をする始末だったりしてね。そしたらその友達が、「じゃあ、夜ご飯だけでも一緒に食べよう!」なんて連射砲を撃って来てくれたんだけど・・・「いや、ほんとに忙しいから無理!」と返事をする始末だったりしてね。

泣いてる顔のスタンプを送って来たりしてね。そういうの、やめて欲しかってりする。ははは。また今度ね。

何がそんなに忙しいってね。畑なんですよ。畑のせいで、他の何も出来ない。何一つ出来ない。畑って、大変。しかと、ナウ、僕はほぼほぼ自給自足生活みたいになってきているのでね、畑ってのは「生きる」ことに直結しちゃってましてね。今やらないといけないことを先延ばしにしていると、数ヶ月後に食べるものがなくなるという悲劇が待っているわけで。

なんでそんなに忙しいってね。人力なんですよ。機械がないんでね。他の人がトラクターに乗ってものの20分で終わらせることを、僕はね、人力、つまり、僕のカラダひとつでやらねばならないんですよ。丸二日くらいかけてね。たった一本の畝が、汗、汗、汗、の結晶なんですよ。

今日は、肥料作りをやりました。酷暑の中、半日かけて。一番暑い時間に。

端っこに見える袋は、20キロの菜種の油かす。これをタダで貰ってきたヌカに混ぜます。どう見ても、比率がおかしいんです。
前は1対1で混ぜました。今は・・・12対1くらいか?
なぜならね、それはね、油かすは一袋1380円もするからなんです。泣く泣くの一袋。無いよりマシの一袋。

大丈夫です。成分的には、充分だと思います。たぶん。美味しい野菜が出来ることでしょう。ほぼほぼタダで貰ったヌカ頼み。ヌカパワーを信じましょう。・・・信じてます。

広げたヌカに、コーヒーカスと油カスを混ぜます。よく混ぜます。籾殻も入れてよく混ぜます。この量になると、混ぜるだけでアスリート並みの汗が出ます。
そこに、米のとぎ汁で発酵させたEM菌という謎の液体を振りかけます。ペットボトルで二本分。これもちょっとケチってます。本当はもっと入れた方がいいと思います。
そして、ホースで水を掛けます。
また混ぜます。うどんを打つ時の小麦粉と水を混ぜる要領です。ギュッと握って固まって、ちょんと指で触ると崩れるくらいの水分が良いようです。
ダマになるとその部分が発酵し難いので、手のひらでスリスリ崩しながら混ぜます。この量を全部スリスリするって、200キロくらいあるからね。大変です。バカみたいです。バカなんじゃないの?って一億回思いながらスリスリします。

スリスリが終わったら、大きなビニール袋に詰めます。大きなビニール袋を米袋の中に入れて、肥料を詰めます。EM菌というのは、嫌気性といって空気を嫌う菌なので、しっかりと袋の口を結んで閉じます。

30キロ入りの米袋で11袋出来ました。あとは、放っておけば、2週間から1ヶ月で、メロンのような甘い香りのする有機肥料が出来上がるというわけです。

スーパーマーケットで売っている野菜は、ほとんどが化成肥料という謎の物質を与えられて育ちます。もちろん、農薬もガンガンくれられて。
この化成肥料、そのまま食べたら死にます。食べたら死ぬものを少量ずつ与えられたものを、「安全です」ってのもないと思うのです。子供とか、特に。

僕は、畑を始めて、そういうことを学びました。学んでいます。

では、みんなが成城石井で高価な有機野菜を買って食べればいいのか?と言われると、それもまた違うんじゃないかなぁ?と思ったりするわけです。

社会が変わらなければね。
ヨーロッパでは禁止されている農薬が、日本では安全だと謳われ、農家はガンガンと農薬をくれまくり、消費者はそれを知らずにそれを食べる。

戦後の食糧難を乗り切るために、速く育つ化成肥料というものが普及して、食糧が有り余る今日でも、それは変わらずに使われ続けるているのです。

社会が変わることはあるのだろうか?

ヌカをスリスリしながら、僕は考えたりしています。

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