深川の画家先生のことを、覚えていますか?
何年も前に訪れて、このブログに書いた。
30年かけて、一つの作品を制作している、という話。
その続きを見たくて、何度もここを訪れたのだが、閉館時間を過ぎていたりなんだったりで、あれ以来あの絵を見られていない。
画伯はいるだろうか?会えるだろうか?
おまけに、きたさんを連れて行って大丈夫だろうか?
大きな絵のある大講堂まで、いくつもの展示室を見て回る。
きたさんは言う。
「これくらいなら、おれでも描けるな」
やめなさい。
そして、画伯はいた。
画伯ときたさんと三人で長いこと話した。
その後、画伯の奥さんときたさんと三人で、珈琲を飲みながら長いこと話した。
「また来ます」と言った来たさんの言葉が本心かどうかはわからないが、なかなか楽しい時間を過ごせた。
何年か越しの願いが叶った。とても嬉しい。