ライブに合わせて陶器を作った。当然のことである。下北沢lownで陶器市を開催する気満々だったのだからね。小物を40個くらい作った。
ライブの二日前に、僕は思った。
「あれ?作った陶器がないなぁ。なんでかなぁ?」
ライブの準備をする僕の手元に、ライブに合わせて作った陶器がないのである。
そして、二日後のライブまでに僕の手元に陶器たちがやって来る予定もないのである。
僕は気がついた。
「あっ、間に合わなかった。がびーん!」
ライブに間に合うように窯に入れた。確かに入れた。6/1のライブに合わせて、5/28に窯に入れた。これで間に合うと、僕は思った。余裕をぶっかました。これで「オッケー」と大手を振った。
何に気がついたかというと・・・焼いた陶器が窯から出るのは6/3・・・の月曜日。
「ライブ、終わってんじゃーん!」
どうして、どうして気がつかなかったんだろう?
バカなのかなぁ?
気がついたところで、どつにかなったというものでもない。窯出しが早まったというわけではない。なぜなら、陶芸窯は陶芸クラブの窯であって、僕の窯ではない。つまり、僕の事情で窯出しが早まることなどない。窯には、陶芸クラブのみんなの作品が詰まっているのだからね。
そんなわけで、ライブが終わった後に、僕の作品たちが窯から出てきた。下北沢lownの陶器市は並ぶことのなかった作品たちである。
なんで間に合うと思ってたのかなぁ?
バカなのかなぁ?
そんな想いを込めながら、作品たちの写真を披露したいと思うのであります。